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2023年11月16日
すららネット、経産省2023年度「未来の教室」実証事業に採択
すららネットは15日、経済産業省の2023年度「未来の教室」実証事業に採択されたと発表した。今年度は「EdTechを利用した探究と教科学習の連動によるDX人材の育成モデル創出」に取り組む。
同社では、学習環境を作るために必要なこととして①データ利活用による学ぶ意欲の向上、②個別最適化による学び方の自由度・選択の自由度の向上、③場所や時間を問わない新しい学び方による学習の効率化および定着の向上の3点に着目しており、実証では、複数の教材、EdTechを利用した運用に加え、ツールやアンケートを使って非認知スキルと思考力・表現力の評価を実施する。学習環境を整えることで「知る」と「創る」が連動し、DX人材につながるベースとなるスキルなどの醸成がなされたかどうかを検証する。
今回の事業では三重県立の工業系高校を実証フィールドとし、三重県が目指すDX人材育成との連動を図ることで、継続的な事業化を目指す。具体的には、同社のICT教材「すらら」を利用して基礎学力の定着を、また「すらら」と探究学習専用ICT教材「すららSatellyzer」との組み合わせで「知る」と連動を図ることができるかを検証する。
さらに、Institution for a Global Society社の相互評価ツール「AI GROW」により非認知能力を定量データ化し、エディテクノロジーのアンケートを使った思考力・表現力の定量データ化と分析を通じて、学習者の変容と有効な指導法を明確化することで、事業の効果を測定する。最終的には、「創る」と「知る」を連動するために必要な教員の体制・働き方・マインド、復習のICT教材の活用による生徒の変化や学力向上の測定結果、そして工夫点や今後の課題について明示する。
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