2023年12月21日
武蔵野大学、イトーキと共同で非認知能力を評価する学習成果証明システム開発
武蔵野大学データサイエンス学部は19日、イトーキと共同で非認知能力を評価する学習成果証明システムを開発し、12月14日にNFTで発行したと発表した。
学生の就職活動と企業の採用活動において、非認知能力の評価が難しいという課題を解決する狙いで、インターンシップの学習成果証明システムの開発が行われた。このシステムを利用することで、学生は自身の非認知能力(ディスカッション、プレゼンテーション、分析能力など)を外部に証明することが可能となる。また、より客観的な評価を行うため、中西准教授とイトーキが共同開発していた「グループワーク分析システム」が活用された。
「グループワーク分析システム」は、会議やグループワークの音声や映像データを分析し、発話量や盛り上がりの推移などを客観的に導き出す。これにより、参加者それぞれの個性、役割、会議への貢献度などを把握することができる。
このシステムを利用した評価方法として、9月4日から15日まで行われたデータサイエンス学部のインターンシッププログラムで試験的に導入され、参加した学生5名に対して学習成果証明を発行した。質的評価は参加者間の他己評価と教員やインターン事務局による評価から算出し、量的評価は「グループワーク分析システム」を活用して発話時間や作業時間を自動集計した。
評価項目には、武蔵野大学独自の学びのサイクルである「響学スパイラル」を参考にし、課題発見・目標設定能力、ディスカッション能力、クリエイティブ能力、プレゼンテーション能力、評価・分析能力の5つの評価軸を設定した。
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