2024年8月26日
新紙幣発行で子どもに学んでほしいこと、第1位は「経済や財政に関する基礎知識」=イー・ラーニング研究所調べ=
イー・ラーニング研究所は、子どもがいる親376人を対象に実施した、「教育における新紙幣発行に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、7月に3種類の新紙幣が発行されたが、事前に、「新紙幣発行を知っているか」と尋ねたところ、約99%が「知っている」と回答。関心度の高さが分かった。
「新紙幣発行をきっかけに子どもに学んでほしいことは何か」と尋ねたところ、第1位は「経済や財政の基礎知識」(274人)で、続いて「新紙幣になる社会的な意味」(236人) だった。多くの親は、新紙幣の発行を機に、子どもたちに現在の日本経済について学んでほしいと考えているようだ。
また、「新紙幣は、金融教育に目を向けるタイミングになると思うか」と聞いたところ、半数以上が「そう思う」(204人)、約2割が「そう思わない」(74人)、約3割が「分からない」(98人)と回答した。
そうした中で、「新紙幣発行きっかけに、子どもに学んでほしいお金の知識は何か」と尋ねたところ、8割以上が「資産形成と運用」(303人)、7割以上が「金融システムの基本」(272人)と回答した。
新NISAなどが話題になる中、資産形成や世の中のお金に関する仕組みについて正しい知識を持ち、将来に役立ててほしいと考える親が多いことが伺える。
また、「子どもの頃から金融教育を受けるべきだと思う理由」について聞いたところ、1位は「自己管理能力の育成のため」(265人)、2位が「将来の独立や自立した生活を送るため」(256人)で、いずれも7割前後だった。
「金融教育についてどのように学ぶ必要があると思うか」との質問には、「ゲームや日々の遊び」(253人)との回答が最も多く、次いで「学校などでの授業」(246人)が挙げられ、いずれも約7割だった。
「どのようなタイミングで金融教育が必要だと思うか」との問には、「特別なタイミングではなく日常的に」(244人)との回答が6割以上で最も多く、次いで「キャッシュレス決済など支払い方法が多様になってきたと感じる時」(213人)が続いた。
何か大きな出来事をきっかけにするよりも、日常生活の中で必要な知識となるため日頃から身につける意識を持ってほしいと考えている親が多いようだ。
この調査は、子どもを持つ親、親族に子どもがいる人を対象に、7月3日~26日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は376人。
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