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2024年11月26日
フルノシステムズ、Wi-Fiの最新規格Wi-Fi 7対応機種「ACERA EW770」を開発
フルノシステムズは22日、無線 LAN アクセスポイント「ACERA(アセラ)」シリーズの新製品として、Wi-Fiの最新規格であるWi-Fi 7(IEEE802.11be)対応機種「ACERA EW770」を開発したことを発表した。
同機種は2025年3月の発売予定。
「ACERA」は、オフィスや学校、公共施設、商業施設などのあらゆる場所で、タブレット端末やノートPCなどの各種 ICT 機器を無線接続して使用するための業務用無線 LAN アクセスポイントとネットワーク関連機器のブランド名。
同製品は、Wi-Fiの新たな通信規格であるWi-Fi 7(IEEE802.11be)が国内の省令改正により利用可能になったことに伴い、最新のWi-Fi規格に準拠する機種として開発されたもの。
Wi-Fi 7への対応により、ACERA EW770では2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯の3つの周波数帯を使用できるようになり、伝送速度は合わせて17,982Mbps となる。これにより、パソコンやスマホなどの端末を同時に多台数Wi-Fi接続した際のスループット(データ処理能力)が従来機種と比べて約6倍に向上し、多台数端末接続時の同時通信の安定性と超高速通信を実現する。
ACERA EW770は、3つの周波数の同時使用を実現する3RF(2.4GHz帯+5GHz帯+6GHz帯また2.4GHz帯+5GHz帯+5GHz帯)での利用が可能で、6GHz帯に対応する端末が存在しない状況においても6GHz帯を5GHz帯として利用できる機能を備えている。
6GHz帯非対応の端末しかない状況下では、デュアル5GHz帯設定により各帯域のチャネルあたりの接続端末台数を分散して、電波干渉や遅延が少ない最適な通信パフォーマンスを発揮する。
無線通信の高速化に加え、有線LANの通信は10Gbps の通信速度を実現する10ギガビット・イーサネットとなり、給電規格はIEEE802.3bt (PoE++)に対応。ACERA EW770は本来IEEE802.3bt(PoE++)規格で動作するが、既存PoEスイッチでも動作するようIEEE802.3at(PoE+)に対応する省電力モードを搭載している。
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