2025年2月27日
親子関係を深めるためのコミュニケーション、ダントツ1位は「子どもの話を聞く」=アタムアカデミー調べ=
アタムアカデミーは26日、小学生以上の子どもをもつ親477人を対象に実施した、「親子のコミュニケーションに関する意識調査」の結果をまとめ、そのデータをランキング化して発表した。

それによると、「親子関係を深めるために重要だと思うコミュニケーション方法」を聞いたところ、ダントツの1位は「子どもの話を聞く」53.2%で、以下、2位「子どもを尊重する」33.5%、3位「できるだけ会話する」14.5%、4位「子どもと一緒に過ごす」9.6%、5位「共感を示す」8.0%、6位「アドバイス方法を工夫する」6.5%、7位「話しやすい雰囲気をつくる」4.0%、という結果になった。
「子どもの話を聞く」「尊重する」といった、子どもの気持ちを大切にする姿勢を重視している親が多いのが分かる。また、単に会話するだけでなく、一緒に過ごす時間や子どもに共感する姿勢を大切にしている親もおり、親が子どもに寄り添うことが信頼関係を深めるカギになるようだ。
また、「親子関係におけるコミュニケーションで難しいこと」を尋ねたところ、1位は「一緒に過ごす時間が少ない」19.9%で、以下、2位「子どもが話したがらない」14.5%、3位「意見が合わない」9.6%、4位「口うるさく言ってしまう」6.5%、5位「子どもの会話能力が未熟」6.3%と続いた。
「親子のコミュニケーションでは会話が重要」と考えている親が多かった一方で、会話に必要な時間を十分に確保できていない親も多いのが分かる。また、子どもが話したがらなかったり、話してくれても会話の能力が未熟で分かりにくかったりするなど、子どもの行動や態度で難しさを感じている親もいた。その一方で、「つい口うるさくしてしまう」など、親に問題があると考えている人もいた。
「親子関係をより良くするために取り入れたい方法」を聞いたところ、1位は「子どもとの時間を増やす」24.9%で、以下、2位「先輩パパママに相談する」18.2%、3位「本で勉強する」14.3%だった。「一緒に過ごす時間が少ない」という難しさを感じている親が多かったことから、子どもとの関わりを増やしたいと考える親が多くなるのは当然の結果か。
「子どもが親に対して自発的にする話題」を聞いたところ、圧倒的1位は「学校生活」64.6%で、6割以上の親が回答した。以下、2位「ゲーム」24.9%、3位「友人関係」24.7%、4位「YouTube」9.4%、5位「推し」8.4%、6位「習い事」8.0%、7位「アニメ」5.0%と続いた。
子どもにとって学校は生活の大半を占める場所で、授業や友人関係をはじめとする学校での出来事を話題にする子が多いようだ。ただ、すべての子どもが学校生活について積極的に話すわけではなく、むしろ親が聞いてもあまり答えないことも。ゲームやYouTube、推しなど、自分の好きなことになると、自発的に話し始める子どもも少なくない。
この調査は、小学生以上の子どもをもつ親を対象に、1月24日~2月7日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は477人(女性358人、男性119人)。回答者の年代は20代3.8%、30代35.4%、40代48.6%、50代以上12.2%。
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