2025年3月5日
バイテク情報普及会、科学教育活動を支援する「第9回高校生科学教育大賞」支援対象校募集
バイテク情報普及会は3日、高校生の持続可能な農業と植物バイオテクノロジーの理解促進を目的とした科学教育活動を支援する「第9回高校生科学教育大賞」の支援対象校の募集を発表した。
バイテク情報普及会は、持続可能な農業の実現や食料の安定供給に貢献するバイオテクノロジーの重要性を広く理解してもらうため、さまざまな活動を実施。
その一環として、次世代を担う高校生に「持続可能な農業」と「植物バイオテクノロジー」について深く学び、考えるきっかけを提供することを目的に、2017年に「高校生科学教育大賞」を設立した。以来、毎年、支援対象となる科学教育活動を公募している。
2024年に開催された第8回では、厳正な審査の結果、京都府立桂高等学校の「原種『フジバカマ』の茎頂培養によるウイルス除去と養液栽培システムの構築」が最優秀賞に選ばれ、申請額の全額である80万円の活動費用を支援した。
また、特別優秀賞には広島県立西条農業高等学校、優秀賞には岡山県立高松農業高等学校と栃木県立那須拓陽高等学校が選ばれ、各校に申請額の一部を支援した。
今年開催の第9回も、農業と植物バイオテクノロジーへの理解を深める研究活動や、遺伝子組み換え作物・ゲノム編集食品に関するサイエンスコミュニケーション活動の計画・アイデアを持つ高校からの応募を待っているという。
高校生の自由な発想を大切に、生徒自身による企画・応募も歓迎しているという。
募集概要
募集対象:
高等学校および高等専門学校における学校行事や部活動などの科学活動
主旨:
生徒自身または一般消費者の「持続可能な農業」や「植物バイオテクノロジー」への理解を促進するような、実現可能で具体的な研究やサイエンスコミュニケーション活動を支援することを目的とする
支援内容:
最優秀賞(1校)、優秀賞(複数校)に選ばれた学校には、申請された活動費用の一部または全額を支援する
応募締切:
5月30日(金)23:59まで
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