2025年6月20日
自宅で子どもが勉強・読書をする場所、60.9%が「リビング」=パナソニック調べ=
パナソニックは19日、全国の、小・中学生の子どもがいる20~50代の男女計800人を対象に実施した、「リビングでの過ごし方に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「自宅で子どもが勉強・読書をする場所」を聞いたところ、最も多かったのは「リビング」で全体の60.9%を占め、「自分の部屋」は34.4%だった。学習は自分の部屋で行うよりも、リビングで家族と同じ空間にいる中で行うのが主流になっていることが分った。
「リビングで勉強する理由」を聞いたところ、「親の目が届く範囲で勉強させたいから」が最も多く49.3%の保護者が選んでいる。また、「自分の部屋だと勉強に集中しないから」も27.5%で、家族がいる環境で学習をすることで集中できる場合もあるようだ。
子どもがリビングで勉強をする際に「使用する学習道具」を聞いたところ、「ノートやプリント」が78.4%、「教科書や参考書」が70.4%だった。タブレットを持つ子どもも増えている中、現在も紙に書かれた文字を見ながら学習する割合は高いようだ。
また、子どもがリビングで勉強もしくは読書をする際、「見えづらそうにしている時があると感じるか」を聞いたところ、「かなりある」と「たまにある」を合わせると34.3%になった。目の届く場所で勉強している子どもを見守る中で、子どもの目の状態が気になっている保護者が多いことが伺える。
一方、子どもを持つ親世代に、「在宅ワークをする際、自宅のどこで仕事をすることが多いか」を聞いたところ、49.1%が「リビングで作業している」と回答。理由としては「場所が広いから」が47.3%、「Wi-Fiの電波が良いから」が31.0%、「家族と一緒にいられるから」が29.5%で、子どもの学習場所だけでなく、親にとってもリビングはワークスペースとして活用されていることが分かった。
さらに、「照明環境が良いから」という理由も20.9%を占めており、照明は快適な作業空間を作るための重要な要素になっている。
リビングで在宅ワークをする際に「使用するツール」については、「ノートPC」78.6%が最も多く、次いで「スマホ」46.1%となっており、パソコンとスマホ画面を見ている親世代が大半だった。
その一方で、4割近くが「部屋の明るさが足りない」と感じていることも判明。特に「曇りの日」や「夕方以降の作業時」に感じる傾向が強かった。
この調査は、全国の、小学生・中学生の子どもを持つ男女+在宅勤務経験がある人(20代~50代)計800人を対象に、今年2月19・20日にインターネットで実施した。
関連URL
最新ニュース
- 豊中市、小学校提出書類をデジタル化、教育DXで保護者の負担軽減と事務効率化へ(2025年12月22日)
- 東京都文京区、闇バイトを擬似体験するゲーム「レイの失踪」で区民向け情報リテラシー教育(2025年12月22日)
- 教員の学ぶ機会と生活の保障に関する教職員アンケート結果を公開 =School Voice Project調べ=(2025年12月22日)
- 中高生の学習スタイル、約6割が「オンラインでつながる仲間の存在が受験勉強の支えになる」 =ベネッセコーポレーション調べ=(2025年12月22日)
- 家庭学習で「デジタルデバイス上への手書き」を行う中高生は約3割 =コクヨ調べ=(2025年12月22日)
- 大学受験期のクリスマス、6割以上が「特別なことは何もしなかった」 =Studyplusトレンド研究所調べ=(2025年12月22日)
- 子どものスマホ利用 約半数の家庭が「ルールを決めていない」=LINEヤフー調べ=(2025年12月22日)
- 受験期に親が抱えるプレッシャー、子どもの成績より体調管理や金銭面の不安が上回る =明光義塾調べ=(2025年12月22日)
- Biz Hits、文系出身者に聞いた「文系におすすめの職業」ランキング(2025年12月22日)
- 英語を使う業務歴3年以上のビジネスパーソンの英語学習方法は「AI英語学習アプリ」=アイキューブ調べ=(2025年12月22日)


















