2025年12月25日
福井工業大学、観光客アンケート4年分のビッグデータを観光客自身に還元
福井工業大学は22日、福井工業大学AI&IoTセンター長の芥子育雄教が福井県観光DXコンソーシアムと連携し、過去4年間に蓄積された観光客アンケートデータを活用したAI旅行プラン提案システム「福を招く福井観光計画エンジン」(略称:エフティー)の一般公開実証実験を開始することを発表した。
同システムは、過去4年間に蓄積された観光客アンケートデータを活用したAIによる旅行プラン提案システム。これまで観光客アンケートは主に行政や観光施設のサービス改善に活用されてきたが、同システムは蓄積されたデータを観光客自身の旅行計画に直接活用する新しい取り組み。
「一般公開実証実験」概要
【研究の特徴と新規性】
■ データ活用の新しいアプローチ
<活用の流れ>
従 来:観光客アンケート → 施設・サービスの改善
本研究:過去の観光客アンケート → AIが分析 → 新たな観光客への推薦
<還元の流れ>
従 来:間接的な還元
本研究:直接的な価値提供
■ 4年間の蓄積データの活用
・福井県観光連盟がHAPPINESSアンケートキャンペーンhttps://39-fukui.com/ として収集した数万件規模の観光客の声
・満足度、訪問地評価、要望など多面的データを統合
【技術的アプローチ】
(1)BigQueryによるデータ蓄積・検索、Geminiによるプラン生成
・データからキーワード検索・ベクトル検索で関連情報を抽出
・AIが個人の希望に合わせたプランを生成
(2)過去の観光客の経験を活かす仕組み
・実際の訪問者の評価を反映
・季節・同行者・興味に応じた最適化
(3)産学官連携による実装
・大学:AI技術開発
・DXコンソーシアム:データ提供・実証実験推進
【教育・研究上の意義】
■ 学生参画による実践的教育
・電気電子情報工学科の学生が開発・評価に参加
・実データを用いた開発から社会実装までの一貫した学び
■ 研究成果の展開
・同一技術基盤を医療分野(がん患者向けケアボット)にも応用
・地域DXのモデルケースとして他地域への技術展開を検討
・国際会議へ投稿予定
【実証実験への参加方法】
試験期間:12月22日(日)~2026年3月30日(月)
参加方法:福井県公式観光サイト「ふくいドットコム(https://www.fuku-e.com/ )」モデルコースページから「AIにお薦めの過ごし方を聞く」タブを選択
所要時間:約10分(アンケート回答含む)
参加費用:無料
目標参加者数:月間2000名
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