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2026年3月30日

高校生が嫌いな科目、1位は「数学・英語」で、39.4%が「授業についていけない」と回答=塾選調べ=

DeltaXが運営する塾選びサービス「塾選」は、全国の高校生104人を対象に実施した、「高校生が嫌いな科目ランキング」のアンケート調査結果をまとめ、3月27日付で発表した。


それによると、高校生に「嫌いな科目」を1科目だけ選んでもらったところ、「数学I~III」と「英語コミュニケーション」が同率(18.3%)で1位だった。高校生にとって、数学と英語は学習のつまずきを感じやすい「2大ハードル」になっているようだ。次いで多かったのは「化学」12.5%で、以下、「英語論理・表現」10.6%、「言語文化」9.6%が続いており、理解に時間や積み重ねが必要な科目が「嫌い」になりやすい傾向が見られた。


1位の「英語コミュニケーション」と「英語 論理・表現」について、特に嫌いな単元を聞いたところ、文法ではなく「英作文(ライティング)」10.5%がトップで、次いで「単語・熟語」「スピーキング・議論」(各8.8%)という結果になった。高校生からは、単語や文法の暗記が必須であることに加え、授業での発表(音読やスピーキングなど)で周囲と比べて恥ずかしい思いをした経験が寄せられており、それらが苦手意識や「嫌い」に直結しているケースもあるようだ。


また、「数学I~III」を嫌いと回答した生徒に「特に嫌いな単元」を聞いたところ、「数学I 2次関数」8.8%が最も多く、次いで「数学II 三角関数・指数関数・対数関数」7.0%だった。数学は数式や計算が複雑化する単元で一気に難易度が上がることから、1度つまずくとリカバリーが難しい点が、数学に対する嫌悪感を生む大きな要因になっている。


一方、嫌いな科目で上位だった「数学I~III」と「英語コミュニケーション」は、「好きな科目」でも同様に上位にランクインしている。高校生に「好きな科目」を聞いたところ、「数学I~III」25.0%が最も多く、次いで「英語コミュニケーション」17.3%となり、数学や英語は、好き嫌いがはっきりと分かれる「2極化しやすい科目」であるといえそうだ。


次に、「その科目を嫌いになった理由」を聞いたところ、最も多かったのは「授業の内容についていけなくなった」39.4%で、以下、「テストの点数が悪かった」30.8%といった学習面での明確なつまずきや、「教師の教え方が分かりにくかった」27.9%といった指導方法への不満が上位を占めた。科目を嫌いになるきっかけの多くは、授業についていけなくなった経験やテスト結果などの「失敗体験」にあることが伺える。

フリーコメントでは、単なる学力不足ではなく、授業中のプレッシャーや恥をかいた経験が科目嫌いにつながったという声も寄せられた。数学や理科などでは、1度のつまずきが命取りになる「ドミノ倒し現象」もみられた。


一方、「科目を好きになったきっかけ」について聞いたところ、2人に1人(50.0%)が「テストで良い点を取れた」と回答。続いて「問題が解けて楽しいと感じた」36.5%、「授業内容が楽しい」35.6%が並んだ。嫌いになるきっかけが「失敗体験」であるのに対し、好きになるきっかけは、テストで良い点を取れたことや問題が解けたときの達成感といった「成功体験」が大きく影響しているのが伺える。

アンケートのフリーコメントでは、テストの点数だけでなく、趣味とのつながりや「悔しさ」をバネに好きになったというエピソードも多数寄せられた。

一般的に「苦手だから嫌いになる」と思われがちだが、今回の調査では必ずしも成績と感情が一致しない実態が見えてきた。もちろん、嫌いになった理由の1位が「授業についていけなくなった」であるように、学習面での挫折が引き金になるケースが最多だが、その一方で、嫌いな科目でも成績は「普通以上」と回答した生徒が4割を超えており、「点数は取れているが、心理的には苦痛を感じている」という層が一定数存在した。


嫌いな科目の「成績」について自己評価を聞いたところ、「あまりよくない」32.7%、「よくない」25.0%という成績が振るわないとする回答が合計57.7%で過半数を占めたものの、嫌いな科目でも成績が「普通以上」と回答している高校生が42.3%にのぼった。「嫌いな科目であっても、なんとか普通以上の成績をキープできている」生徒が4割以上もいるという結果になった。


また、好きな科目の「成績」についても聞いたところ、「よい」36.5%、「まあまあよい」34.6%を合わせて71.1%の高校生が「成績が良い」と回答した。好きな科目は、成績面のポジティブな自己認識とも強く結びつきやすい傾向にあり、「好きこそ物の上手なれ」という言葉の通り、好きな科目に対しては学習意欲が高まり、得意科目になりやすい傾向が見て取れる。

最後に、「嫌い・苦手な科目について、もし〇〇だったら『嫌い・苦手』にならなかったかもと思うこと」をフリーコメントで聞いたところ、学習内容の難易度だけでなく、「教師の教え方」「教師との相性」、そして「授業中の心理的な配慮」や「自学自習へのサポート体制」が、高校生の科目への意識に大きな影響を与えている事実が浮かび上がった。

この調査(「高校の授業科目に関するアンケート」)は、全国の高校生を対象に、2月26日~3月2日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は104人。

調査結果の詳細

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