2026年9月7日
青楓館高等学院、自校で培ったAI活用ノウハウをもとに富山第一高等学校へ提供
青楓館は3日、青楓館高等学院が、同校の生徒向けに開発・運用してきた生成AI活用のノウハウをもとに、富山第一高等学校へAIを活用したAI×データベースによる教育データプラットフォーム「TOMIICHI THREADS(仮称)」を提供することを発表した。
6月29日には青楓館高等学院が富山第一高等学校の教員研修に講師として登壇したほか、9月から同システムの導入を開始する。
富山第一高等学校には4つの特色あるコースがあり、教科学習に加え、データサイエンス教育を取り入れた探究活動、芸術活動、35の部活動、生徒会活動や学校行事など、多様な学びが日々生まれている。
一方、約1200人の生徒が積み重ねる記録は、学習、探究、部活動、学校行事など、それぞれの場に分散している。そのため、貴重な経験や成長の軌跡が、十分に統合・活用されないまま埋もれてしまうことが課題だった。また、時間に追われる中で、活動の振り返りが「楽しかった」といった感想の記録にとどまることもあり、学びや成長を言語化し、進路選択に生かすことが難しいケースもあった。
さらに、思考や行動などの定性的な記録と、成績や模擬試験結果などの定量的なデータは別々に管理されており、生徒の全体像を捉えるには、教員が複数のデータベースに別々にアクセスする必要があった。そうした中、豊富な教育データをより良い支援や指導につなげるとともに、教員にしかできない、目の前の生徒一人ひとりに丁寧に向き合う時間をどのように確保するかが課題だったという。
同システムは、生徒一人ひとりの多様な活動を、時間軸という「縦糸(たていと)」と、学習・部活動・探究活動・生徒会活動といった多様な活動の場を示す「横糸(よこいと)」で、生徒を中心に編み上げる仕組み。
これまでバラバラに存在していた学びのデータを縦と横の糸で紡ぎ直し、AIの解析力で新たな次元に編み出すことで、生徒の多面的な姿を浮かび上がらせる。AIがデータの整理・分析を支援することで、教員が生徒一人ひとりと向き合う時間を確保し、多面的で丁寧な指導につなげることを目指す。
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