2019年4月17日
サイバー脅威のデータ分析した「ウェブルート脅威レポート2019」を発表
ウェブルートは16日、同社の脅威研究チームが2018年1年間のサイバー脅威のデータを分析した「ウェブルート脅威レポート2019」を発表した。
レポートは、同社のクラウドベース機械学習アーキテクチャであるWebroot脅威インテリジェンスプラットフォームで取得・分析した結果をまとめたもので、それによると、悪意あるURLの40%が安全なドメインから検出された。また、企業デバイスのウイルス感染率が32%であるのに対し、家庭用デバイスの感染率は68%と2倍以上であった。
フィッシング攻撃が36%増加、フィッシングサイトの数が220%増加した。フィッシング攻撃の77%が金融機関になりすまし、HTTPSを利用して訪問者に安全で正当なページだと信じ込ませる傾向が見られた。また、フィッシング全体で偽装された企業の第1位はGoogleであった。
さらに、感染したデバイスの半数以上(53%)が1年以内に再感染していたことが判明したほか、マルウェアの3分の1近くが%appdata%フォルダへの潜伏を画策していたことが分かった。
同社が観測したクリプトジャッキングのURL数は、9月から12月にかけて昨年の前半の倍以上に増加した。クリプトジャッキングは、サイバー犯罪者が身代金の支払いを待つ必要がなく、ランサムウェア攻撃よりも利益が高いためと思われる。
一方、昨年はランサムウェアの脅威は減少、今年もさらに減少していくと予想されるものの、マルウェア作成者は標的型攻撃にシフトし、多くの企業は引き続きランサムウェアの被害を受けることになると見られる。
関連URL
最新ニュース
- LINEヤフーとキラメックス、⾹川県と連携し県内のデータ・AI⼈材育成を⽀援(2024年4月26日)
- アデコ、「エンジニア・プログラマー」が初めて中学生男子が選ぶ「将来就きたい職業」の1位に(2024年4月26日)
- 小中学校のFAX、教諭の86%が月に1回以上利用するも、過半数が廃止に賛成 =アドビ調べ=(2024年4月26日)
- リスキリング理解度は高まるが社会人の約4割は学習意欲なし =ベネッセ調べ=(2024年4月26日)
- じゅけラボ予備校、「難関私立大vsその他私立大」現役合格者の勉強時間比較(2024年4月26日)
- 昇給を実施する企業は「魅力を感じる」の回答が9割超 =学情調べ =(2024年4月26日)
- 滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団、中高生女子のSTEM人材育成に向け連携協定を締結(2024年4月26日)
- WHITE、日本経済大学と「教育革新パートナーシップ契約」を締結(2024年4月26日)
- みんがく、文京区立第九中学校にて全校生徒・教職員に向け「生成AIリテラシー講座」開催(2024年4月26日)
- ShoPro、世田谷区立小で「探究学習プログラムコンテンツ」使用した授業実施(2024年4月26日)