2019年10月25日
追手門学院大×大阪府警本部、犯罪被害を疑似体験できるVRを共同開発
追手門学院大学は24日、女性の自主防犯意識を高める目的で、VR(Virtual Reality:仮想現実)を活用した、犯罪被害を疑似体験できるコンテンツを、大阪府警察本部府民安全対策課と共同開発したと発表した。
同大側の開発者は、副学長でデータサイエンスが専門の原田章教授。
原田教授は、360度の視野を1度に撮影できる専用カメラで公園の風景を撮影し、専用ゴーグルと連動させることで、ゴーグルをつければあたかも公園にいるような感覚になる仮想現実(VR)をつくり出した。
これを使って、スマホで音楽を聴きながら公園を歩いているという場面を設定。背後から不審な人物が近づいて来る状況に気づくことが、いかに難しいかということを疑似体験できるようにした。
基本的に専用カメラとゴーグルがあれば製作することができ、プログラムで一から同様の仮想空間をつくるのと比べるとかなり安価だという。
VRコンテンツの完成を受け、11月2日に追手門学院茨木総持寺キャンパスで開催する合同学園祭で、来場者向けに初の防犯教室を開催する。
「防犯教室」開催概要
開催日時:11月2日(土)、①10時~②11時~③13時~④14時~⑤15時~(入替制で計5回)
開催会場:追手門学院茨木総持寺キャンパス大学棟・アカデミックアーク5階A532およびA533[大阪府茨木市太田東芝町1番1号]
参加:無料(当日、会場で受付、希望者多数の場合は整理券を配付)、VR体験は13歳以上が対象で、同意書へのサインが必要。
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