2021年2月17日
4割以上の大学生が「英単語や文法を覚えること」に苦労していた =児童英語研究所調べ=
児童英語研究所は16日、全国の現役大学生1109人を対象に実施した「受験英語に関する調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、「あなたが持っている英語スキルを教えて」と質問したところ、「英語技能検定2級(TOEIC 550点~740点またはTOEFL iBT 61〜79点)」との回答が最も多く26.6%。
次いで「分からない/特になし」26.0%、「英語技能検定準2級(TOEIC 450点~549点またはTOEFL iBT 45〜60点)」17.0%、「英語技能検定3級~5級(TOEIC 449点以下またはTOEFL iBT 44点以下)」15.6%などが続いた。
4割以上の大学生が、「高等英語教育レベル」と言われている英語検定2級以上の英語スキルを身に付けていることが分かった。
「英語で苦労したことを教えて」との質問では、「英単語や文法を覚えること」との回答が最も多く41.4%。
次いで「長文読解や話している内容を理解すること」37.9%、「実践的な英語力を身に付けること」34.2%、「自分の気持ちを英語で話すこと」34.0%、「学校のテストで良い点を取ること」33.5%などが続いた。
4割以上の大学生が、英単語や文法を覚えるといった「暗記」に苦労したと回答しており、単語などの基礎の習得には時間がかかるようだ。
「英語の難しさを感じたのはいつ頃か?」との質問では、「中学生の時」が最も多く27.1%。以下、「高校生の時」26.1%、「高校受験時」10.6%、「大学受験時」10.4%、「大学生の今」6.8%の順だった。
「大学受験までにあなたが必要だと思う(身に付けておきたかった)英語スキル」を尋ねたところ、「英語技能検定2級(TOEIC 550点~740点またはTOEFL iBT 61〜79点)」が最も多く32.5%。
以下、「英語技能検定準1級(TOEIC 740点~869点またはTOEFL iBT 80〜99点)」20.3%、「英語技能検定準2級(TOEIC 450点~549点またはTOEFL iBT 45〜60点)」11.8%などが続いた。
約6割の大学生が、大学受験までに1級~2級程度の英語スキルが必要と考えていた。また、6割以上の学生が英検2級以上を、そしてその3分の1の学生が英検準1級程度の英語スキルを身に付けておくと、大学受験の際に有利になると考えていた。
「今の英語力に満足しているか?」との質問では、7割以上が「少し不満」51.3%、「とても不満」23.6%と回答。
「学校の英語教育以外で、英語力を身に付けるのに効果的だと思う勉強法」を聞いたところ、「英語圏の友人を作って話すこと」が最も多く34.9%。次いで「長期留学」33.4%、「英会話教室(オンライン英会話を含む)」32.3%、「幼少期からの音声学習」30.9%、「単語学習」27.1%と続いた。
また、「あなたが必要だと思う英語力を身に付けるために年間いくら支払うことができるか?(親からの補助も含む)」と質問したところ、「3万6000円未満」が最も多く41.8%。
以下、「3万6000円以上~4万8000円未満」19.2%、「4万8000円以上~7万2000円未満」13.7%などが続き、「60万円以上」も1.6%いた。
この 調査は、現役大学生1109人を対象に、1月18日~19日にかけて、インターネットを使って実施した。
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