2021年3月9日
22年卒大学生の半数以上が夏前から就職活動の準備を開始 =マイナビ調べ=
マイナビは8日、2022年卒業予定の全国の大学生、大学院生計3599人を対象に、広報活動が開始される3月以前の行動を調査した「マイナビ2022年卒大学生広報活動開始前の活動調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、インターンシップに「応募・申し込みをした」学生の割合は92.5%(前年比0.1pt増)で、「参加した」学生の割合は84.5%(前年比0.8pt減)。
平均応募社数は9.4社(前年比1.7社増)、平均参加社数は5.1社(前年比0.2pt増)で、平均社数は応募・参加とも前年を上回った。
参加したインターンシップの開催形式は、対面形式のインターンシップだけに参加した学生は5.0%に留まり、95.0%の学生がWEB形式を経験していた。22年卒の学生はコロナ禍の就職準備となったが、企業がインターンシップのWEB化を進め、学生側も積極的に参加していたことが分かる。
インターンシップに参加しなかった理由として最も多かった回答は「参加したかったが選考で落ちたから」で22.5%(前年比19.1pt増)だった。
ただ、例年インターンシップで選考を行う企業は約2割と少なく、今年度は対面形式のインターンシップで密集を防ぐために定員を減らしたものに関しては選考が通りにくかった可能性がある。
また、平均応募社数が前年よりも増えていることから、選考を行っている一部のインターンシップに学生の応募が集まり、選考を通らなかった学生が多かったと考えられる。
インターンシップ以外の就職活動の準備(情報収集、企業研究、自己分析、課外活動など)を開始した時期は、「昨年9月以前」が54.6%(前年比6.5pt増)で、過半数の学生が夏までに就職活動の準備を始めていたことが分かった。
就活の準備を行った理由は、「早く就職活動を始めなければという焦りがあったから」30.5%が最多で、前年比8.9pt増加。
22年卒は就活準備期からコロナの影響を受けて例年と違う動きになることが予想されたため、危機感をもって早めに活動を開始した学生が多かったことがうかがえる。
インターンシップ以外の就活準備について、「旅行やボランティアなど人と違うことをする」は前年から46.5pt減少。また、「資格を取得する」も27.3pt減少した。
一方、昨年と比べて増えたのは「企業の採用ホームページを見る」53.1%で、前年(16.0%)に比べて3倍以上の増加。
「自分の長所短所について考える」54.8%、「企業検索をする」55.6%という回答も前年から大幅に増加した。
今年度は緊急事態宣言などの影響で就活の範囲が身近なものに限られてしまっているが、企業研究や自己分析など、できる範囲での活動に取り組んでいる学生が多かった。
この調査は、2022年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に、2月1日~12日にかけて、2月1日時点の「マイナビ2022」全会員にWEB・DMを配信し、インターネット上のアンケートフォームで回収する形で実施。有効回答数は3599人(文系男子604人、理系男子584人、文系女子1611人、理系女子750人)。同調査は今回で10回目。
関連URL
最新ニュース
- 20代の「仕事と学歴」に対する意識調査 =Personal調べ=(2024年11月21日)
- 共働き家庭の子どもの教育、「母親主導」51.4%、「夫婦共同」33.5%、「父親主導」13.9%=明光義塾調べ=(2024年11月21日)
- マイナビ、高校生向け探究学習サイト「Locus」を全国の高校へ4月から無償提供(2024年11月21日)
- チエル、全日本教育工学研究協議会全国大会(JAET)東京都港区大会に出展(2024年11月21日)
- 明治学院大学、生成AIで個人の「顔表情からの感情推定」を可能に 学生グループが受賞(2024年11月21日)
- 高度人材育成機構、「DX認定企業調査報告書 2024年版」公開(2024年11月21日)
- ISEN、「令和5年度学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書を公表(2024年11月21日)
- プログラミング教育「HALLO」、年長~中学生対象の「冬期講習会」を開催(2024年11月21日)
- CKCネットワーク、「出席扱い制度オンライン説明会」12月に開催(2024年11月21日)
- ワオ高校、通信制高校で海外を目指す 海外大学進学セミナー 23日オンライン開催(2024年11月21日)