2021年5月26日
5月時点での22卒の採用活動の感触、文系は順調だが理系は苦戦 =DISCO調べ=
ディスコは24日、全国の主要企業を対象に、 選考解禁を目前に控えた5月中旬時点での、2022年卒採用活動の現状やここまでの感触等を調査したと発表した。今夏のインターンシップ実施予定や2023年卒採用の見込みなど多岐にわたる項目を調査・分析した。
2022年卒採用予定数は、21年卒実績よりも「増やす」と答えた企業20.1%、「減らす」は13.0%とコロナ禍を受け縮小した21年卒採用からは回復基調にあることがうかがえる。現時点での採用活動の感触は、「順調」が約4割に対し「苦戦」は3割弱で「順調」が「苦戦」を11.5ポイント上回っている。感触は文理で大きく異なり、文系採用は「順調」が多いが、理系採用は「苦戦」が多い(計36.1%)。
また、現時点での学生の反応は、前年と比較してセミナー参加者が前年より「増えた」企業は6割以上、「減った」は1割程度。本選考応募者数も「増えた」が「減った」を大きく上回り、コロナ禍で停滞した前年に比べて増加傾向にある。
オンラインでの採用活動は、9割以上がオンラインで採用活動を実施。いずれのフェーズも前年の実施率を上回り、さらにオンラインの活用が進んだことがわかる。ただし「最終面接」の伸びは限定的で、対面にこだわる企業も多いとみられる。ここまでの採用活動で感じる課題として、最も多いのは「選考中辞退/内定辞退」で、約半数が選択した。
コロナ禍による採用活動への影響は、「とても影響がある」「やや影響がある」を合わせて8割超が影響あると回答。オンライン化に伴う応募増などの好影響の一方、企業理解・入社意欲の低下、事態増などの悪影響も多く挙がった。
調査は5月10日~13日の期間、全国の主要企業11521社を対象にインターネットを使い行われ、1195社から回答を得た。
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