2021年7月7日
22年卒学生、7月1日時点の就職内定率は80.1%=ディスコ調べ=
ディスコは6日、2022年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生を含む)1200人を対象に実施した、「7月1日時点での就職活動に関する調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、7月1日時点の内定率は80.1%で、前年実績(77.7%)を上回った。ただ、先月は前年同期との差が7.8ポイントあったが、この1カ月間の伸びは鈍く、2.4ポイント差まで縮まった。
7月の内定率としては2年ぶりに8割台を回復したものの、新型コロナの影響がなかった 2020年卒(84.0%)を下回った。
調査時点で就職先を決定して就活を終了した者の割合は全体の63.9%で、複数内定を保留しているなど就職先未決定の者(3.5%)を合わせると、終了者は67.4%。活動継続者は「内定あり」(12.7%)、「内定なし」(19.9%)を合わせて32.6%。
内定保持者を含め就活を継続している学生(全体の32.6%)に、今後の方針・戦略を尋ねたところ、6月調査では「現在選考が進んでいる企業に絞って活動する」が3割を超え最も多かったが、7月は2割台に減少。
代わりに、「新たな企業を探しながら、幅広く持ち駒を広げていく」が大きく増えた(27.7% →36.1%)。選考が思うように進まず、視野を広げて仕切り直そうとする動きが目立つ。
また、就活を通して、自分たちの就職環境をどう捉えているのかを全員に尋ねたところ、「完全に売り手市場だと思う」と「やや売り手市場だと思う」を合わせると24.6%だった。
前年調査(計19.5%)より約5ポイント増えたものの、売り手市場だと感じる学生は限定的。2020年卒以前は5割前後が「売り市場だと思う」と回答しており、コロナ前に比べると厳しさがうかがえる。
この調査は、2022年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生を含む)を対象に、7月1日~5日にかけて、インターネットを使って実施。回答者数は1200人(文系男子391人、文系女子342人、理系男子337人、理系女子130人)。
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