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2021年8月5日

小学生の親の69%が「家庭にもう1台パソコンが必要」と回答=小学館調べ=

小学館は4日、同社の第1児童学習局が運営する育児メディア「HugKum(はぐくむ)」が日本エイサーと共同で実施した、「GIGAスクール構想の端末と保護者の意識に関する調査」の結果をまとめ発表した。

この調査は、小学生の子どもを持つ保護者1096人にアンケートを実施したもので、Chromebookを含む端末全体の配布状況や、家庭への持ち帰り頻度、家庭での活用実態、保護者の悩み事やリアルな声などを聞いている。

それによると、調査時点(7月)での パソコン支給率は7割以上(約76%)で、「子どもが学校から支給されている端末がどのようなものか知っている」と答えた人は69.1%。

その内訳は、Chromebook(Chrome OSのパソコン)が46.5%と最も多く、次いでiPad(32.8%)、Windows(20.7%)だった。

一方で、「支給をされたことは知っているが、何を使っているか分からない」と回答した人が約3割(30.9%)もいることが分かった。

端末が支給され、既に自宅に持ち帰っている人のうち「毎日持ち帰る」15%と「ときどき持ち帰る」31.7%と回答した人が合わせて46.7%で、半数近くの家庭で子どもが端末を持ち帰ってきていることが分かった。

一方で、学校のみの使用で、自宅には持ち帰っていない家庭も半数あった。

子どもが端末を自宅に持ち帰ってきていると回答した人に、困ったことや悩んでいることについて質問をしたところ、「日常生活でPCを使っているのである程度教えられる」という回答が最も多かった。

一方で、「自分がPCに詳しくないので教えられない」、「自分が使っているPCと違ったため、子どもの宿題を手伝えない」という悩みも多く、「子どものためにも、一緒に使い方を学んでいこうと思う」という保護者も多かった。

また、子どもの「GIGAスクール構想」の端末が配布されたことで、「家庭にもう1台パソコンが必要」と考える保護者が69.1%もいた。

その理由としては、「子どもがPCを持ち帰ってこなかったときに、保護者もPCを使っているので貸してあげられるPCがない」、「学校の端末は制限が多すぎて、家庭学習用として活用できない」という回答が多く、パソコンの購入を検討している人も多かった。

実際の購入にあたっては、「学校で使っているパソコンと同じものが欲しい」という人が10.6%で、他には「ノートPCとタブレット端末どちらが子どもにとってよいかわからない」と悩む人や、「購入を検討しているが、高価すぎないものがほしい」という意見も目立った。

また、「GIGAスクール構想」の端末で最も多く配布されているChrome OSを搭載したパソコンのChromebookを知っているかを聞いたところ、「知っているが、あまりよく分かっていない」23.4%、「聞いたことならある」10.9%、「知らない」18.6%を合わせて半数以上(52.9%)が、Chromebookを良く分かっていないことが浮き彫りになった。

この調査は、小学生の子どもを持つ、全国の「HugKum」WEB会員(男女)を対象に、7月7日~14日にかけて実施。有効回答数は1096件。

関連URL

調査結果の詳細

「HugKum」

日本エイサー

小学館

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