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2021年9月9日

金沢工業大学、産学連携でロボットが操作する次世代スライド棚の共同研究を開始

金沢工業大学は7日、同大学ロボティクス学科が三協立山タテヤマアドバンス社と、近未来のコンビニエンスストアでの使用を想定し、ロボットが操作する次世代スライド棚の共同研究を開始したと発表した。

次世代スライド棚(右)と協働するロボットアームのSawyer(左)

近年、無人で自動決済可能なコンビニエンスストアが登場しているが、さらなる省力化をめざし、商品の陳列、消費期限切れ商品の廃棄などをロボットで行う研究・開発が進みつつある。協働ロボット「Sawyer」を活用した工場自動化のためのロボット活用の実証実験を行う同学科出村公成教授の研究室では、World Robot Summit 2020への参加を通して商品の陳列・廃棄を行うロボットの開発を行っている。また、同社はコンビニエンスストアの陳列棚等の什器類を開発・販売しており、将来に向けて、商品陳列用の次世代スライド棚の研究を行っている。

今回の共同研究では、近未来のコンビニエンスストアに必要と考えられる、ロボットが操作可能な次世代スライド棚のプロトタイプを設計し、その評価を行う。 同大学は、ロボットと次世代スライド棚とのインタフェース、スライド棚開閉部の制御ソフトウェアの開発・評価を行い、近未来のコンビニエンスストアに必要となる次世代スライド棚とその環境について同社と協議する。

陳列・廃棄作業を行うロボットを開発するだけでなく、電子制御された陳列棚を研究し、両者を組み合わせることで、高効率な作業を実現することが期待できる。

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