2021年9月15日
国内788大学のアカウント漏洩、累計171万件・直近11カ月間で23万件=ソースポッド調べ=
ソースポッドは14日、昨年11月10日に公開した「国内大学のアカウント漏洩に関するレポート」の追跡調査として実施した、「2021年8月度における国内788大学のアカウントの情報漏洩状況レポート」をまとめ発表した。
それによると、国内788大学を対象としたアカウント漏洩件数は、2008年7月1日~2021年8月31日までの集計で累計171万件に上った。
また、コロナ禍でのアカウント漏洩件数を見ると、2020年は12万4000件、2021年は8月末時点の集計で11万2000件で、2021年の漏洩件数は2020年実績を上回る事がほぼ確定し、調査期間内で2番目の被害規模になる見通し。
コロナ禍でのアカウント漏洩頻度を見ると、2020年は年9回・1カ月当たり0.75回、2021年は8月末時点の集計で、5回・1カ月当たり0.63回のペースで発生。
2020年は過去2番目の漏洩頻度となっており、2021年も現時点で、過去3番目の漏洩頻度である2015年に近い水準のため、漏洩頻度の面から見ても2020年と2021年は、調査期間内では高水準の漏洩規模となる可能性が大。
また、前回レポート発表後の2020年10月~2021年8月末までの11カ月間で、23万件の漏洩件数を確認。過去14年における調査期間内の平均年間漏洩件数、11万4千件の2倍以上の件数を記録している。
2020年の緊急事態宣言をきっかけに、大学で急遽オンライン環境が導入され、2021年現在も対面式授業と併用されているが、急ごしらえのオンライン環境を、セキュリティの安全性確保や検証が不十分なまま運用し続けている可能性がある。
大学アカウントの2020年と2021年の漏洩件数・頻度の増大は、コロナ禍における急激なセキュリティ要件の変化に対応しきれていないことによるものと推測される。
この調査は、同社が2020年11月10日に公開した「国内大学のアカウント漏洩に関するレポート」の追跡調査で、国内788大学が保有するドメインアカウントを対象に、2008年7月1日~2021年8月31日までの期間の漏洩をチェックした。
関連URL
最新ニュース
- CFC、「能登半島地震で被災した子どもの学び実態調査」の結果を発表(2024年11月22日)
- 親が選ぶ子どもに通わせたいプログラミング教育の条件とは? =「プロリア プログラミング」調べ=(2024年11月22日)
- ザクティ、長野県池田工業高校の遠隔臨場体験でウェアラブルカメラが活躍(2024年11月22日)
- 北九州市立大学、高校生向けテクノロジ・イノベーション教育事業「GEEKKイニシアチブ」を開始(2024年11月22日)
- ICT CONNECT21、水曜サロン 安藤昇氏「生成AIで変わる教育の未来」12月4日開催(2024年11月22日)
- 朝日出版社、デジタル・文法指導セミナー「CNN Workbook Seminar 2024」大阪・福岡で開催(2024年11月22日)
- 「未来の学習コンテンツEXPO 2024(冬期)」12月25日開催 企業の協賛案内を開始(2024年11月22日)
- キャスタリア、「ケニアの教育とICTの未来を考える特別セミナー」を開催(2024年11月22日)
- Mulabo!、小学5・6年生対象「親子でプログラミングを体験しよう!」12月横浜で開催(2024年11月22日)
- 教育プラットフォーム「Classi」、「学習トレーニング」機能内に動画を搭載(2024年11月22日)