2021年12月29日
プログラミングスクール経験者、9割が内定獲得するも4割は希望雇用条件を「下回る」=ブレイバンステクノロジーズ調べ=
ブレイバンステクノロジーズは28日、未経験でプログラミングスクールに通い、実際に未経験でのITエンジニアを志望して就職・転職活動をした108人を対象に実施した、「プログラミングスクール経験者の実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「プログラミングスクールに通った後に、就職・転職活動を通じて未経験のITエンジニア職の内定を獲得したか」を聞いたところ、「内定を獲得した」が88.9%、「獲得していない」が11.1%だった。
「入社後、プログラミングのスキルが必要なプロジェクトにアサインされるまで、どれくらいの期間がかかったか」を聞いたところ、「半年~1年未満」が25.0%、「1年半~2年未満」が17.7%、「3カ月~半年未満」12.5%、「1年~1年半未満」11.5%などで、「内定を獲得したが、入社していない」も2.1%あった。
「プログラミングスクールで学んだ内容と、プロジェクトにおける実務の内容はマッチしていたか」と質問したところ、「全くそう思わない」が9.9%、「あまりそう思わない」が28.6%で、「ややそう思う」は45.0%、「かなりそう思う」は16.5%だった。
プログラミングスクールで学んだ内容と、実務の内容がマッチしていないと感じる場面を聞いたところ、「スピード感が違う」「実際の業務で求められる項目が多岐にわたる」など25の回答が寄せられた。
「内定に対する、年収や働き方などのオファー条件は希望の範囲だったか」を聞いたところ、「希望よりはるかに下だった」6.3%、「希望より下だった」33.3%で、「希望通りだった」は41.8%、「希望より上だった」は12.5%。「希望よりはるかに上だった」も6.2%あった。
「前職と比較して、年収条件がどのように変化したか」を聞いたところ、「はるかに下だった」が4.2%、「下だった」が21.9%で、「同等だった」は39.6%、「上だった」は26.0%。「はるかに上だった」も8.3%あった。
「プログラミングスクールに通った費用対効果をどのように判断しているか」を質問したところ、「非常に悪かった」が2.8%、「やや悪かった」が23.1%で、「ややよかった」は44.4%、「非常によかった」は24.1%だった。
「プログラミングスクールの費用対効果が悪かったと感じる理由」を聞いたところ、「プログラミングスクールが高額すぎたから」が50.0%、「結局希望通りの就職ができなかったから」が46.4%、「教わった内容が初歩的すぎたから」が32.1%という回答だった。
これ以外にも、「金額に見合うスキルを習得するのが難しい」「期間が短い上に高い」など14の回答が寄せられた。
この調査は、未経験でプログラミングスクールに通い、実際に未経験でのITエンジニアを志望して就職・転職活動をした人を対象に、11月17日〜19日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は108人。
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