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2022年1月7日
VR Japan、仮想体験型集合教育を実現した「VR遠隔同時講義システム」販売開始
クリーク・アンド・リバー社のVR分野の子会社VR Japan(VRJ)は5日、没入感のある360度動画を使い、学習効果を飛躍的に向上させる、仮想体験型集合教育を実現した「VR遠隔同時講義システム」の販売を開始した。
同システムは、特に手術の手技や医療行為などを体系的に学習するニーズに応えて、医学系学会、医療機器メーカー、医療機関者からの要望を取り込みながら製品化を進め、既に大手医療機器メーカーでの採用が決定。
2020年から続く新型コロナウイルスの世界的な感染の影響により、大学の講義や企業の研修のオンライン化は一気に広まった。一方、実技研修や見学といった現場体験学習の機会は減少しており、これらを代替する手段が求められている。また、将来的には、実体験とオンラインでの体験を最適化したトレーニングの手法が進むものと予想されているという。
VRJが開発した「VR遠隔同時講義システム」は、最大50人に対して、360度の動画を含めた4つの動画から、メイン画面/サブ画面を選択し、同期コントロールを行いながら講義できるシステム。受講者はストリーミング配信映像をPCまたはタブレットで視聴しながら、事前にコンテンツをダウンロードした専用VRゴーグルを同期させた講義が受けられる。音声説明のほか、画面にマーカーを書き込むことができるアノテーション機能、受講者の質問・発言を受け付ける挙手・承認アイコン機能など、双方向のコミュニケーション機能を実装。 講師は、受講者に360度映像の好きなアングルで視聴してもらい、あたかも、そこにいるような学習を行うことが可能。
運用は、講師用として教材動画のコンテンツのアップロード、講義の登録、スケジュール管理、受講者用として受講の予約申し込み、スケジュール管理、VR用コンテンツのダウンロードといった一連の講義実施をサポートする専用プラットフォームを通じて行われる。これらに加え、講義システムと、8Kの高画質で作成された映像をそのまま4K映像で再生できる一体型VRゴーグル「SKYWORTH S1(スカイワース エスワン)」の10台を基本構成として、200万円(税別)から導入が可能。月次の保守・運用費が別途掛発生する。2年目以降は保守・運用費に加え、1ライセンス当たり年間9万円が発生。 PC、タブレットは、顧客で準備を想定。専用のビュアーシステムは、Windows10上のChrome、タブレットはiPad上のSafariで動作する。
またVRJでは、講義に最適な教材動画などのコンテンツを制作・アーカイブするための簡易編集機能を備えたシステム(メディアアセットマネジメントシステム)の提供も行っており(別途有償)、講義教材の制作からオンラインでの多人数参加に必要不可欠な進行管理まで、トータルで提供することが可能。
VR遠隔同時講義システムの概要
【基本構成】 200万円(税別)から
・専用4KHMD「 SKYWORTH S1 」10台
・遠隔同時講義システム利用料(1年間)
・運営管理システム利用料(1年間)
・保守・運用費用(別途)
・講義教材制作アーカイブシステム(オプション)
※最大50人まで同時配信・視聴が可能。
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