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2022年4月4日

日揮、イラクで2万人の小学生対象にプログラミング教育プロジェクト”Code ducation”開始

日揮ホールディングスは3月31日、海外EPC事業会社の日揮グローバルが、イラク共和国バスラ州で公立小学校でのプログラミング教育プロジェクト”JGC Code Education”を3月6日から開始したと発表した。

イラクはイラク戦争後の学力低下が顕著であり、若者の人口増加も相まって特にバスラ州では教育に対する投資が不足し、STEM教育や21世紀型教育と呼ばれる最先端の教育の提供はままならない状態。また若者の失業率も非常に高く、大学を卒業しても就職が難しい状況にあるという。

日揮グループは、企業グループとして取り組むべき重要課題(マテリアリティ)として「世界各地域における共創共生」を掲げ、特にプラント建設地域における地域貢献事業に積極的に取り組んでいる。

現在、日揮グローバルがイラクのバスラ州で遂行している製油所近代化プロジェクトでは、円滑なプロジェクト遂行を行う上で地域社会との協調が不可欠であることから、多くの現場周辺の住民を雇用している。”JGC Code Education”は、こうした地域社会との協調をさらに強化していくことに加えて、子供への教育機会の提供、若者への雇用機会の創出をはじめとする当国のニーズに沿った長期的な貢献を目的に開始したもの。

なお、海外における豊富な実績と先進的な教育事業のノウハウを持つキャスタリアを本教育プログラム実施のパートナーとして選定し、推進している。

本教育プログラムの概要
・バスラ州の公立小学校約200校の4、5年生、計2万人が対象。教育期間は2年間を予定。
・講師は、有名国立大学のコンピュータサイエンスおよびエンジニアリング学部の卒業したイラク人スタッフを訓練し起用。
・授業時間は90分間。プログラミング教育用マイクロロボット「オゾボット(Ozobot)」を100台以上導入。教材はアラビア語。
・今後、地元教育委員会とも提携し、教員にも講習を行う予定

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