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2022年5月10日

鹿児島高専、生徒が「デザインと動画」で地域おこしに協力

鹿児島工業高等専門学校は6日、同校電子制御工学科2年の有村春汰さんと濱屋敷遙さんが、地域おこしを目的とした全国オートバイ神社のステッカーとPR動画を制作したと発表した。ステッカーは檍神社で販売しており、PR動画も鎮座祭(認定式)で公開された。

電子制御工学科2年生の有村春汰さん(右)と濱屋敷遙さん(左)

同神社が全国オートバイ神社に認定を記念した鎮座祭(認定式)に合わせ、神社のステッカーの発売を計画。鹿児島県曽於市で地域おこし活動を行っている「南之郷もりあげ隊」代表の佐野忠昭氏を通じて、同校の機械工学科 白石貴行准教授にデザインの依頼があった。同准教授は鹿児島高専SSD(Supporting Students Dreams)制度による学生の指導を担当しており、動画やデザインに興味のある有村さんと濱屋敷さんが参画。地域おこしプロジェクトが立ち上がった。 オンラインミーティングを重ねデザイン案を練りあげるうちに、ステッカーデザインに留まらず、イベントのPR動画制作も決定。二人が協力して動画を制作し、公開した。

鹿児島高専SSD(Supporting Students Dreams)は、同校に在籍する学生に、各種コンテストへの参加や社会貢献への参画を通じて、『将来の自分をかたち作る新たな武器を手に入れてもらう』と共に、『高専生のポテンシャルの高さを世の中に広く情報発信してもらう』ことを目的とする。これまでの実績としては、①教育委員会を通じ、離島の小中学校に出前授業や講話を行った「サイバーセキュリティボランティア」(セキュリティ人材育成事業)。②今まで応募できなかったコンペの部門に挑戦し、147応募作品中12作品の本選進出に選ばれ、審査員特別賞を受賞した「空間デザイン部門応募プロジェクト」。③鹿児島県伊佐市牛尾校区コミュニティとコラボして、地域の伝統や風習を後世に伝える活動に参画した「コミュニティ教科書作りワークショップ」等がある。

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