2022年8月3日
中高生の保護者の8割が「子どもは部活動と勉強を両立できている」と回答=栄光ゼミ調べ=
栄光ゼミナールは2日、中学1年~高校3年生の子どもを持つ全国の保護者236人を対象に実施した、「中学校の部活動と勉強に関する実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、中高生の保護者に、子どもの中学校の部活動の所属について聞いたところ、55.5%が「運動部」に、36.4%が「文化部」に所属している・所属していたことが分かった。
部活動を選ぶ際に保護者として気にかけたことを聞いたところ、最も多かったのは「子どもが新たなことにチャレンジできる」39.6%で、以下、「子どもの能力・技能を生かせる」34.1%、「部活動が行われる日数・時間」23.0%と続いた。
子どもが中学校の部活動に所属しているメリットを聞いたところ、「子どもの人間関係が広がる」47.5%が最も多く、以下、「子どもに協調性・チームワークが身に付く」46.1%、「子どもが先生や先輩への礼儀を学ぶことができる」41.0%などが続いた。
一方、部活動に所属しているデメリットを尋ねたところ、「子どもの勉強時間が減る」41.5%が最も多かったものの、「特にない」36.9%と回答した保護者が次いで多かった。勉強との両立面でデメリットを感じている保護者がいる一方で、部活動に対して前向きな印象を持っている保護者も少なくないことが明らかになった。
中学校の部活動の活動日数の実態を聞いたところ、「週4回程度」29.5%が最も多く、以下、「週3回程度」22.1%、「週5回程度」21.7%などと続いた。適切だと思う活動日数については、「週4回程度」31.3%が最も多く、以下、「週3回程度」30.9%、「週5回程度」19.8%が続いた。
2019年に行った調査では、部活動の活動日数は「週5回程度」が29.3%と最も多かったが、今回の調査では「週4回程度」が最も多い結果となった。
また、中学生の保護者だけの回答と、高校生の保護者だけの回答を比較すると、中学生の保護者は「週4回程度」が最も多い一方、高校生の保護者が回答した、子どもが中学生の頃の活動日数は「週4回程度」と「週5回程度」が同割合だった。
長時間練習の是正、教員の働き方改革、新型コロナなどを背景に、部活動の活動日数が減っているのではないかと考えられる。
また、中学校の部活動が、勉強に良い影響を与えている・与えていたと感じるかを聞いたところ、「とても感じる」が15.7%、「どちらかといえば感じる」が49.3%で、約3分の2の保護者が「中学校の部活動が子どもの勉強にプラスだ」と感じていることが明らかになった。
保護者に、子どもが中学生の部活動と勉強を両立できている・両立できていたと感じるかを聞いたところ、22.6%が「とても感じる」、55.3%が「どちらかといえば感じる」と回答。約8割の保護者が、子どもが中学校の部活動と勉強を両立できていると感じており、子どもの頑張りを評価していることが分かった。
この調査は、中学1年~高校3年生の子どもを持つ「栄光モニター会員」(栄光ゼミ・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)を対象に、7月7日~14日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は236人。
関連URL
最新ニュース
- LINEヤフーとキラメックス、⾹川県と連携し県内のデータ・AI⼈材育成を⽀援(2024年4月26日)
- アデコ、「エンジニア・プログラマー」が初めて中学生男子が選ぶ「将来就きたい職業」の1位に(2024年4月26日)
- 小中学校のFAX、教諭の86%が月に1回以上利用するも、過半数が廃止に賛成 =アドビ調べ=(2024年4月26日)
- リスキリング理解度は高まるが社会人の約4割は学習意欲なし =ベネッセ調べ=(2024年4月26日)
- じゅけラボ予備校、「難関私立大vsその他私立大」現役合格者の勉強時間比較(2024年4月26日)
- 昇給を実施する企業は「魅力を感じる」の回答が9割超 =学情調べ =(2024年4月26日)
- 滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団、中高生女子のSTEM人材育成に向け連携協定を締結(2024年4月26日)
- WHITE、日本経済大学と「教育革新パートナーシップ契約」を締結(2024年4月26日)
- みんがく、文京区立第九中学校にて全校生徒・教職員に向け「生成AIリテラシー講座」開催(2024年4月26日)
- ShoPro、世田谷区立小で「探究学習プログラムコンテンツ」使用した授業実施(2024年4月26日)