2022年12月9日
約8割の親がお金の「貯める・増やす」学びを重視し「体験型授業」を求める =イー・ラーニング研究所調べ=
イー・ラーニング研究所は8日、「2022年学校と家庭における金融教育に関する意識調査」の結果を公表した。
調査は子どもを持つ親462人を対象に11月2日~22日に行われた。子どもにお金に関するどのようなテーマを特に学んでほしいかを訊ねたところ、「貯める・増やす」が約8割で最も多く、「家計管理とライフプランニング」が続いた。また、どうして金融教育がいま求められていると思うかという問いには、「将来の先行きが不透明な時代だから」「資産運用が当たり前の時代だから」「働き方やライフスタイルが多様化しているから」がそれぞれ半数以上の回答を集めた。
高校の家庭科での金融教育導入を認知している親は約7割である一方で、具体的な内容について知っている親は2割程度にとどまった。また、いつから学校教育で金融教育を始めてほしいと思うかを訊いたところ、約4割が「小学校低学年」と答え「小学校以前」がこれに続いた。小学校低学年以前から金融教育が必要と感じている親が多い結果となった。
子どもに金融教育を学んでほしい場所として6割以上の親が「学校」と回答、求められる方法としては8割が「体験型授業」と回答し、体験を通じてそのまま日常生活でも実践できるような授業が求められていることが明らかとなった。
さらに9割以上の親が「親子で金融教育を学べる場を求めている」一方で、約8割が家庭で「正確な情報を教えられるか」に不安を感じていることが分かった。
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