2023年1月19日
24年卒学生、約7割が「給料の少ない週休3日制」より「給料の多い週休2日制」を希望=マイナビ調べ=
マイナビは18日、2024年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生計1950人を対象に実施した、「2024年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)」の結果をまとめ発表した。


それによると、24年卒の昨年12月時点でのインターンシップ累計参加率は前年比2.4pt増の88.1%で、前年と同程度の高水準だった。また、インターンシップの開催期間については「半日」の回答が前月より減少し、「1日」「2~4日」「5日以上」のプログラムに参加した割合が微増。

これまでのインターンシップ参加や就活準備を通じて自身の成長を感じたものとして、最も回答が多かったのは「主体性」(物事に進んで取り組む力)28.7%だった。
学生からは、「グループディスカッションを何度も経験する中で、授業でのプレゼンテーション準備の際、タイムマネジメントや役割分担をするなど、自ら動けるようになった」や「面接練習を重ねるうちに自然と力がついていた。成長に気づいたきっかけはゼミの教授から『いつも率先して、行動してくれてありがとう』と言われたことだった」のように、学業へ良い影響があったとするコメントが寄せられた。

入社後は、「週休2日制(週休3日制より休みは少なく、給料は多い)」と「週休3日制(週休2日制より給料は少なく、休みは多い)」を比較してどちらの勤務体系が良いかを聞いたところ、約7割(68.6%)の学生が「週休2日制」と回答した。
「週休2日制」を希望した学生からは、「ある程度の給与が見込めないと生活が厳しいため、現状では休みよりも給料を取らざるを得ない」のような経済的理由や、「仕事に時間をかけて、社会人として成長したい」という成長意欲が感じられる理由が寄せられた。
一方、「週休3日制」を選択した学生からは、「副業・兼業や資格取得の時間に充てたい」という声や、人生100年時代を見据えて休息や健康を重視する声が上がった。

また、新卒一括採用制度に関する考えを聞いたところ、「肯定的」が47.0%(「肯定的である」21.2%と「どちらかといえば肯定的である」25.8%の合計)、「否定的」が10.8%、(「否定的である」2.3%と「どちらかといえば否定的である」8.5%の合計)、「わからない・どちらともいえない」が42.1%だった。
肯定的な理由としては、「同期と知り合うことができ、同じタイミングで研修などを経験できる」や「ある程度日程を決めないと学業が疎かになる」などの理由が挙げられた。
この調査は、2024年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生(「マイナビ2024会員」)を対象に、2022年12月20日~31日にかけて、WEBアンケートの形で実施した。有効回答数は1950人(文系男子604人・理系男子480人・文系女子600人・理系女子266人)。
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