2023年5月11日
東洋大学、情報連携学部でChatGPTを活用した教育システムを全学年対象に導入
東洋大学は9日、情報連携学部(INIAD)の全学年で、GPT-4を使わせるためのAI利用教育システムを開発・導入したことを発表した。
INIADは新学期から、OpenAIが提供するChatGPTの上位コア技術である生成系AIモデルであるGPT-4を活用した新たな教育システム「AI-MOP」(AI Management and Operation Platform: AI管理運用プラットフォーム)を開発し導入した。
目的は、生成系AIを利用した自学自習を可能にして教育効果を高めること、また生成系AIのAPIをプログラミングで利用できるようにして、生成系AIを利用したシステム開発のスキルを学ばせることで、学生がChatGPTを利用して質問を解決したり、対話を繰り返して理解を深めたり、またAI利用の研究や課題に取り組むことができる。また、教員は、学生の利用状況を追跡し、学習の進捗を確認できる。
学生と教職員は全員Slackを使用しているが、AI-MOPにより、学生は直接ChatGPTを使うのではなく、Slackのボットの形でGPT-4にアクセスする。これにより個人や部門単位でのAI利用量の管理や制限などが可能となる。
プログラミングでの利用では、無限ループなどバグによりアクセスが異常に増大した場合を検出すると通信を遮断してコスト爆発を防ぐ仕組みも実装。送った内容はOpenAIのサーバーで保管されない(学習にも利用されない)ため、安全に利用できるという。
関連URL
最新ニュース
- 漢検協会とベネッセ、初コラボ 進研ゼミ会員の小・中学生が選ぶ「今年の漢字」(2024年12月13日)
- AI型ドリル搭載教材「ラインズeライブラリアドバンス」が「高知家まなびばこ」とデータ連携開始(2024年12月13日)
- コドモン、広島県三原市の保育所等13施設にICTサービス「CoDMON」導入(2024年12月13日)
- 陸前高田市、返済不要の給付型奨学金事業の資金調達で1600万円の目標金額達成(2024年12月13日)
- ライフイズテック、中高生向け「ライフイズテック スプリングキャンプ2025」春休み開催(2024年12月13日)
- サイバー大学、「Times Higher Education Online Learning Rankings 2024」でブロンズ評価を獲得(2024年12月13日)
- プログラミングスクール受講生で最も多い年代は20代、平均年齢は33.8歳=「 CloudInt」調べ=(2024年12月13日)
- 不登校・行き渋りの子どもがいる親1000名へのアンケート調査 =サイボウズ ソーシャルデザインラボ調べ=(2024年12月13日)
- 大阪大学、デジタル学生証・教職員証の提供を2025年1月にスタート(2024年12月13日)
- 「デジタルハリウッドSTUDIO」STUDIO渋谷、AIクリエイティブデザイン講座を開講(2024年12月13日)