2023年10月10日
不登校専門オンライン教室「夢中教室WOW!」、夏休み明け不登校調査結果を公開
不登校専門のオンライン教室「夢中教室WOW!」を展開するワオフルは5日、「夏休み明け不登校2023年調査結果」を公表した。
調査は9月15日~27日に、不登校の子供を持つ保護者236名を対象に251名の子どもについて行われた。それによると、夏休み明けの9月、学校に登校することに対して何らかのサインを示した子どもは約半数となった。具体的には「言葉で行きたくないと伝えてきた」「体調不良」「気持ちの不安定さ」などの回答が目立った。また「長期不登校のため、特に気にしていない」という回答も41.7%に上った。
子どもの学校への関わり方としては、「ほとんど・まったく行かない」の回答が半数を超えた。その一方で、学校の時間の一部だけ参加するような多様な関わり方も見られた。
子どもが学校外で定期的に通っている場所を訊ねたところ、学校外の居場所もないと考えられる子どもが約3割いることが判明した。同時に、定期的に通う場所としては「習い事・塾」が一番多いことも分かった。
保護者が抱える新学期時の不安を複数回答で訊ねたところ、「学習の遅れ」「子どもの将来」「社会とのつながり」の3つが最も多く、保護者の2人に1人が不安を抱えていた。さらに半数近くの保護者が、子どもがゲームやYouTubeから離れられないことに頭を悩ませていることも分かった。また、36.9%の保護者が「子どもにどう接すればいいか分からない」状態にあることも明らかになっており、家庭内での対応方法の難しさが想像される。
調査では、子どもの不登校についての悩みや学校・教育委員会・民間機関に求めることを自由回答で募集し、その結果をまとめている。
<個別回答の詳細>
・質問「お子さまの夏休み明けの行き渋り・不登校について、悩まれた事や感じた事があればお教えください」への個別回答130件
・質問「学校や教育委員会・民間機関に求めること」への自由記入回答(全167件)
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