2024年3月7日
東京・品川区、貸与タブレットで相談できる小中学生向け「ヤングケアラー相談ツール」を導入
東京・品川区は6日、同区立学校の小中学生に貸与したタブレット端末に「ヤングケアラー相談ツール」を開設し、相談の入り口となる仕組みを導入したと発表した。
同ツールは、保護者や子どもたちが困難を抱え込まずに済むようにするためのもので、2月26日からスタートさせた。
同区では今年度、区内在住の小学4年生から高校3年生相当の年齢を対象にしたヤングケアラーの実態調査(アンケート)を実施。その結果、自分や家庭の悩みなどについて気軽に相談ができる場所や、SNSを通じての相談が求められていることが分かった。
同区は、昨年7月に、無料通話アプリLINEを活用した「品川区ヤングケアラーサポートLINE」を開設し、当事者からの相談を受け付けているが、LINEを利用できない児童・生徒は、Web上でのツールを利用できない状況にあったため、今回新たに、区が小中生に貸与しているタブレット端末上に、相談の入り口となるツールを導入した。
同ツールは、相談者が、連絡フォーム内の項目(「だれが」、「どのような状況か」、「具体的な状況」、「学校」「学年」「名前」)を選択・入力すると、メールで子ども家庭支援センターに送信される仕組み。
同センターと学校で事案を共有し、ヤングケアラーコーディネーターを中心に、連携しながら対応していく。
ヤングケアラーは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことで、厚労省調査によると、学校の1クラスに1~2人いるという。
関連URL
最新ニュース
- CFC、「能登半島地震で被災した子どもの学び実態調査」の結果を発表(2024年11月22日)
- 親が選ぶ子どもに通わせたいプログラミング教育の条件とは? =「プロリア プログラミング」調べ=(2024年11月22日)
- ザクティ、長野県池田工業高校の遠隔臨場体験でウェアラブルカメラが活躍(2024年11月22日)
- 北九州市立大学、高校生向けテクノロジ・イノベーション教育事業「GEEKKイニシアチブ」を開始(2024年11月22日)
- ICT CONNECT21、水曜サロン 安藤昇氏「生成AIで変わる教育の未来」12月4日開催(2024年11月22日)
- 朝日出版社、デジタル・文法指導セミナー「CNN Workbook Seminar 2024」大阪・福岡で開催(2024年11月22日)
- 「未来の学習コンテンツEXPO 2024(冬期)」12月25日開催 企業の協賛案内を開始(2024年11月22日)
- キャスタリア、「ケニアの教育とICTの未来を考える特別セミナー」を開催(2024年11月22日)
- Mulabo!、小学5・6年生対象「親子でプログラミングを体験しよう!」12月横浜で開催(2024年11月22日)
- 教育プラットフォーム「Classi」、「学習トレーニング」機能内に動画を搭載(2024年11月22日)