2024年3月21日
大企業の約7割がリスキリング予算を確保/検討中=グロースX調べ=
グロースXは19日、大企業のリスキリング予算の確保に関する実態調査の結果を公表した。
調査は大企業(従業員数1000名以上)の経営者・役員・人事責任者を対象に2月20日~22日に行われ、104件の有効回答を得た。それによると、約7割が来年度予算としてリスキリングの予算を「確保/検討している」と回答。その中の約9割が、マーケティング分野においてリスキリングの予算を「確保/検討している」と答えた。
マーケティング分野で確保/検討しているリスキリングの予算額は「3000万円以上」が23.0%で最多、続いて「500万円~1000万円未満」となった。
また、マーケティング以外でリスキリングの予算を確保している分野を複数回答で訊ねたところ、「DX」60.6%、「AI」49.3%、「ITリテラシー」36.6%が上位を占めた。さらに、来年度検討しているリスキリング方法は、「eラーニングサービスの活用」63.4%、「外部セミナーの受講」50.7%、「外部研修への派遣」38.0%となった。
最初の質問で、来年度予算においてリスキリングの予算を確保していないと回答した人を対象に、その理由を訊ねたところ、「目的やゴールが明確化できていないから」が23.5%で最多となった。
リスキリングの推進に関して2023年度現在の評価を訊ねたところ、「リスキリングはあまり上手く行っていない」が37.5%で最も多かった。さらに、2023年度を振り返ってリスキリングに対する自社の課題を訊ねたところ、「社員の時間の確保が難しい」「予算や設備などのリソースが不足している」「社員のモチベーションを維持するのが難しい」などが挙げられた。
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