2024年3月26日
京都産業大学、幼稚園児向けに3Dプリンタなどデジタル工作機器用いたイベント実施
京都産業大学は21日、情報理工学部 伊藤慎一郎准教授と情報理工学部、生命科学部の学生3人が、最新のデジタル工作機器を使って「ものづくり」に取り組める学びの場「ファブスペース」主催の企画として、京都産業大学すみれ幼稚園の年長組園児の約60人を対象に3Dプリンタやレーザーカッターを用いたデジタルファブリケーション体験イベントを同園にて実施したことを発表した。
イベントは、園児にデジタルデータをもとに創造物を制作する技術であるデジタルファブリケーションに触れる機会を創出することを目的に開催し、3Dプリンタによる立体造形の実演と、レーザーカッターの加工物を用いた立体パズル遊びを園児たちは体験した。
3Dプリンタによる実演では、キャンパスから持参した3Dプリンタを用いて、園名である「す」「み」「れ」を実際にそれぞれ造形し、その様子を園児に観察してもらった。3Dプリンタの名称を知っている園児は数人いたものの、実際に稼働する様子を初めて見る園児たちは、それぞれの文字が造形される様子を興味津々に見ていたという。
レーザーカッターについては大型機器のため同園に持参できなかったものの、スタッフとしてイベントに参加した学生自らが作業風景をキャンパスで撮影し、その動画をもとにレーザーカッターによる加工の紹介を行った。また、柔らかく弾力のあるEVA素材をレーザーカッターで人や動物、花型などに加工し、それらのパーツをパズルのように組み合わせる立体パズル遊びを園児たちは体験した。
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