2024年5月21日
paiza、ITエンジニア志望学生が選ぶ「就職人気企業ランキング」発表
paizaは20日、ITエンジニア志望学生が選ぶ「就職人気企業ランキング」を発表した。
調査は、ITエンジニア職専門の就職情報サービス「paiza新卒」登録者でITエンジニアを志望する学生を対象に、2月28日~4月19日に行われ、539名から有効回答を得た。

同社が用意した企業リストの中から第1希望から第3希望までの企業を選択してもらい、順位ごとに重み付けを行ってランキングを作成した。ランクインした企業の特徴として挙げられるのは、ITエンジニア志望学生にとって身近なサービスを運営する企業が多い点だった。従来から人気の高い国内大手家電メーカーや総合ITソリューションの提供企業のほか、GoogleやLINE、AWSなど多くのユーザーを抱える有名デジタルプラットフォームやクラウドサービスの運営企業、任天堂、セガ、カプコンといったゲームメーカーが名を連ねた。学生にとって仕事内容がイメージしやすく、自分の仕事がユーザーや社会にどのように貢献するのか分かりやすい企業を希望する傾向が見られた。

対象学生がITエンジニアとして就職先を選ぶ際に重視するポイントを訊ねたところ、上位は「給与がよい」「福利厚生が充実している」などの待遇面で、一般学生と同様の傾向となった。ITエンジニアを志望する学生特有の項目としては、「自分が望む職種に就ける」「研修制度が充実している」「開発環境・業務環境が整っている」などが挙げられた。

さらに、就職人気トップ10企業について学生が選んだポイントを国内企業、外資系企業別で比較したところ、国内企業、外資系企業ともにトップは「給与がよい」となったが、国内企業を志望する学生が重視しているのは「福利厚生が充実している」「社風が自分に合う」「研修制度が充実している」などであるのに対して、外資系企業では「社会的な貢献度が高い」や「技術力に定評がある」を重視しており、はっきりと傾向が分かれた。

また、プログラミングスキル評価システム「paizaスキルチェック」でS(受験者の上位2%)およびA(受験者の上位8%)ランクを取得した学生が就職先を選ぶ際のポイントをまとめたところ、S・Aランクの学生が学生全体よりも重視するのは「技術力に定評がある」「成果を出せば評価される仕組みがある」ことで、学生全体よりも重視しないのは「休暇をとりやすい」「研修制度が充実している」ことという結果となった。プログラミングスキルがトップ10%の優秀層の学生は、入社後の研修制度だけに頼るのでなく、自らの努力で積極的に技術力を磨き、実力主義で評価されることを好む傾向があることが分かった。
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