2024年7月25日
小学生の約56%が「夏休みの学習計画を立てていない」=「塾選」調べ=
DeltaXが運営する塾選びサービス「塾選」は24日、小学生の子どもを持つ保護者113人を対象に実施した、「小学生の夏休みの過ごし方」に関するアンケート調査の結果をまとめ発表した。

それによると、「昨年の夏休み、実際に子どもが1日に勉強した平均時間」を聞いたところ、最も多かったのは「1時間」約66%で、次いで「2時間」20%だった。

保護者が期待する「夏休み中の1日の勉強時間」は、「1時間」が最も多く45%で、「2時間」「3時間」と回答している保護者も合わせると50%を占めている。
夏休みとはいえ1日1時間以上は勉強してほしいという親の気持ちがうかがえるが、実際に1日に「2時間以上」勉強している子どもは少ないことから、保護者の理想と実際の勉強時間にはズレがあることが分かった。

また、昨年の夏休みに「学習計画」を立てたかどうかを尋ねたところ、約44%の保護者が「学習計画を立てた」と回答。一方で、56%の保護者は「学習計画を立てなかった」と回答した。

「学習計画を立てた人」と「学習計画を立てなかった人」で平均学習時間を比べたところ、「学習計画を立てた人」のほうが約30%も長く勉強していることが明らかになった。この結果から、充実した夏休みを過ごすためには、学習計画を立てて勉強に取り組むことが大切であると言える。

学習計画を立てた人に「計画通りに進めることができたかどうか」を尋ねたところ、24%の人が「計画通りに過ごせなかった」と回答した。学習計画を立てたものの、計画通りに進めていくことが難しかったという家庭もあるようだ。

今回の調査によると、学校の宿題を夏休み終了の1週間前までに終わらせている子どもは全体の約85%だった。大半の家庭では計画的に宿題を進めている一方で、約15%の家庭では宿題の進捗管理が課題となっていることが分かる。

夏休み中に、子どもが1日に使うスマホ、タブレット、ゲームの利用時間を聞いたところ、最も多かったのは「1時間」で全体の32%、次いで「2時間」30%だった。「3時間以上」使用を許可している保護者は少数で、それぞれ全体の10%以下だった。

また、「昨年の夏休みに子どもと旅行に行ったかどうか」を聞いたところ、約65%の保護者が子どもと旅行していたことが分かった。「行っていない」は35%だった。
この調査は、小学生の子どもを持つ保護者を対象に、今年5月にインターネットで実施した。有効回答数は113人。
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