2025年12月12日
大学受験生への声掛け、53.5%の親が「ねぎらいや体調を気遣う言葉で」と回答 =塾選調べ=
DeltaXが運営する塾選びサービス「塾選」は11日、過去5年以内に大学受験を経験した子どもを持つ保護者99人を対象に実施した、「受験生にかける言葉に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、勉強中の受験生にかける言葉で最も多かったの「“よく頑張っているね、無理しないようにね”などのねぎらいや体調を気遣う言葉」53.5%で、半数以上を占めた。以下、「“少し休憩したら?”などのリラックスや気分転換を促す言葉」34.3%、「“ここまでよくやってきたね”などの努力を認める言葉」31.3%などが続いた。
上位にランクインした言葉の傾向を見ると、“もっと勉強しなさい!”といった「背中を押す強い言葉」ではなく、「無理をさせない」「頑張りすぎを止める」「安心させる」という声かけが多いのが分かる。また、「特に声をかけなかった」家庭も12.1%あり、これは“放任”ではなく、必要以上にプレッシャーをかけない配慮によるものが多いことがアンケート回答から読み取れた。
また、落ち込んだ受験生にかける言葉で最も多かったのは、“大丈夫”“次に活かそう”などの「安心させる言葉」41.4%だった。 次いで、“努力してきたことを分かっているよ”と「過程を承認する声」31.3% が続いた。
一方で、“頑張って”“負けるな”などの「励まし」7.1%、“もっと勉強しないと”などの「注意や叱咤」3.0%といった「背中を押す強い言葉」は、比較的少数にとどまっている。また、22.2%の家庭は「あえて言葉をかけない」という選択をしていた。
「大学受験の試験前日にはどのような言葉をかけたのか」を尋ねたところ、最も多かったのは「“大丈夫”“自信を持って”などの安心につながる言葉」45.5%だったが、この“前日の大丈夫”は、落ち込んでいるときにかける「大丈夫」とは少し性質が異なる。
落ち込み時の「大丈夫」は、心の回復や気持ちの受け止めが目的だが、前日の「大丈夫」は、自己肯定感を高め、本番に向けて気持ちを安定させるための言葉。多くの家庭で「もう十分頑張ってきたこと」を丁寧に伝えており、落ち着いた状態で本番を迎えてほしいという気持ちが表れている。
一方、「大学受験の試験当日にかけた言葉」を聞いたところ、最も多かったのは「“いってらっしゃい”など普段通りの言葉」46.5%だった。試験前日とは異なり、当日はあえて特別なメッセージを付けないことで、緊張を過度に刺激しないようにする家庭が多かった。
「“大丈夫”や“自信を持って”という安心の言葉」39.4%も一定数あったが、その多くは長い励ましではなく、短くシンプルにまとめられた「ひと言」 にとどまっていると考えられる。当日は気持ちを高めすぎず、普段通りのリズムで送り出すことを重視している家庭が多いようだ。
また「いってらっしゃい」「気をつけてね」「頑張って、またあとで」など、普段と同じ温度感で子どもを送り出す姿も多く見られた。前日の“静かな自信づけ”とは少し異なり、当日は “日常の延長線のまま会場へ向かわせる” ことを重視している様子が伺える。
今回のアンケート調査では、大学受験期に「良かれと思ってかけた言葉が、結果的に子どもを追い詰めてしまった」との声も寄せられた。最も多かったのは、「頑張れ」「あと少しだよ」といった努力を促す言葉が重荷になってしまったケースで、すでに本人が限界まで頑張っている時期には、「頑張れ」は「これ以上やらないといけない」と聞こえてしまい、気持ちが逆に萎えてしまうことがあるようだ。
また、助言をしたかっただけの言葉や、保護者の不安な気持ちが言葉として出てしまったことが、結果として子どものやる気を奪ってしまったという後悔の声も寄せられた。これらのケースから見えてくるのは、「保護者が発する言葉は、子どもの心の状態によって全く違う意味に聞こえてしまう」ということ。声かけには「今の子どもの心の状態」を見極める視点が重要なのが分かる。
この調査は、過去5年以内に大学受験を経験した子どもを持つ保護者を対象に、10月にインターネットで実施した。有効回答数は99人。
関連URL
最新ニュース
- 親の51.1%が子どもの学力を心配するも、「子どもからの相談」はわずか26.0%=NEXER調べ=(2026年2月12日)
- 加速する世界のIT人材育成 日本は4.8万人も伸び率はG7最下位=ヒューマンリソシアがレポート発表=(2026年2月12日)
- 生成AI、「今後も使いたい」学生は94.6%、企業側も約7割が今後の活用に前向き =i-plug調べ=(2026年2月12日)
- 河合塾、新設校「ドルトンX学園高校」の滞在型学習拠点を鳴門市に開設(2026年2月12日)
- キズキ、「学校に行っても行かなくても選べる未来」を実現する全国アンケート調査開始(2026年2月12日)
- ミラボ、群馬県高崎市で 母子手帳アプリ「mila-e おやこ手帳」提供開始(2026年2月12日)
- 滋賀大学、Preferred Networksが開発する国産生成AI基盤モデル「PLaMo」を導入(2026年2月12日)
- 保育園運営のヒトトナリ、対話型音声AI SaaS「アイブリー」を順次導入(2026年2月12日)
- アイ・オー・データ、USB Type-C搭載ディスプレイの松陽中学校への導入事例を公開(2026年2月12日)
- ローラス インターナショナルスクール、中・高入学希望者と保護者対象説明会3月7日開催(2026年2月12日)















