2013年4月16日
東京都教育庁/東京都教育ビジョン第3次策定
東京都教育庁は11日、2013年度 第7回教育委員会定例会で、「東京都教育ビジョン(第3次)」を策定したと発表した。
東京都教育ビジョン(第3次)は、『社会全体で子供の「知」「徳」「体」を育み、グローバル化の進展など変化の激しい時代における、自ら学び考え行動する力や社会の発展に主体的に貢献する力を培う』ことを基本理念とし、2013年度から5年間、中・長期的に東京都が取り組む教育の方向性と主要施策を示した。
東京都における「教育振興基本計画」としてこのビジョンを位置付ける。
第3次ビジョンでは現状・未来の社会像を次のように考えている。
今後10年を見据えると、東京都も人口減、産業経済の分野でのグローバル化の進展、労働形態の多様化などへの対応を余儀なくされ、ユビキタス社会は高度化し、ICTはより一層社会に深く浸透し、国民生活や企業活動を支え、誰もがいつでも簡単にICTを活用でき、世代や地域を越え、人と人とを結び付け、個人の身近な不安や問題を解決するなど、実社会における重要度は増大する。
この様な現状・未来への認識のもと、第三次東京都教育ビジョンは策定されている。
具体的な東京都の取り組みを見て行くと、まず、今後の取り組みの方向性として、基礎学力の定着と学ぶ意欲の醸成の部分でもICT教育を導入し、効果的な教授法を目指すとある。
思考力・判断力・表現力等を育成し、時代の変化や社会の要請に応える教育の推進する分野では、英語のコミュニケーション能力を身に付けさせるため、ICT等の効果的活用が挙げられている。
都立高校改革推進計画の着実な推進の項目では、ICT環境の充実など質の高い教育を支える様々な条件を着実に整備するとうたっている。
学校の教育環境整備の面では、全都立学校に導入したICT機器を活用し、教員や児童・生徒が最新のテクノロジーを授業で体感できる環境を整備し、「よくわかる授業」を実現し、また校務情報の一元化による業務の効率化を図るための仕組みの必要性を説いている。
そのためには最新機器の導入の検討、使いやすい機器の配備を進め、一人一台のTAIMS(東京都高度情報化推進システム)端末を活用し、成績処理推奨ファイルと成績等管理サーバによる成績情報の一元管理を行うとともに、全都立学校に在籍する児童・生徒の指導要録の電子化を図るとある。
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東京都教育庁総務部教育政策課
電 話:03-5320-6705
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