2015年7月14日
アルバネットワークス/九工大にArubaの無線LANソリューションを導入
アルバネットワークスは13日、九州工業大学(九工大)の戸畑、飯塚、若松3キャンパスを統合する基幹ネットワーク「全学セキュアネットワークシステム」に、Arubaの無線LANソリューションを導入したと発表した。
Arubaは3キャンパスに合計250台を越えるIEEE802.11ac(11ac)対応アクセスポイント(AP)AP-225と、戸畑と飯塚の各キャンパスにAruba 7210シリーズ・モビリティ・コントローラを設置、これらの統合管理基盤としてAruba AirWave(AirWave)を導入して集中管理するための環境を構築した。これにより九工大は、学内ネットワークの高速性と安全性を向上していくための基盤を整えたことになるという。
九工大は、北九州工業地帯発展という設立の理念を受け継ぎ、産学連携に力を入れてきたことで知られており、eラーニングシステムの導入などICT教育に力を入れ、これを推進する観点からも無線LANの導入が進められてきた。
しかし、2008年からわずか4年間でアクセス数が17倍以上になるという、モバイル・デバイスの普及に起因した利用ニーズ急増を受け、今後に向けた無線LANシステムの更改が必要になった。そこで同大は、3キャンパス共通のネットワーク基盤「全学セキュアネットワークシステム」の整備を開始した。
Arubaの新システム稼動後、11acによる体感速度は劇的に向上し、九工大が進めるICT教育を推進していくための環境を実現することができた。また、AirWaveによるAPとコントローラの集中管理により、運用負荷も大幅に軽減した。とくにAirWaveは死活監視に加え、リモートでリブートを実施できることから、問題発生時も現場に赴くことなく解決できるようになった。また、問題のあるユーザの行動を詳細に把握し、位置も可視化できることから、セキュリティインシデントの対応も容易にった。
現在九工大で無線LANがカバーしているのは全体の50%程度で、今後優先度に応じてエリアを拡大していく予定だという。
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