2015年11月27日
河出書房新社/『デジタル伊能図』30日に発売
河出書房新社は26日、デジタル化した『デジタル伊能図』(プロフェショナル版・スタンダード版)を30日に発売すると発表した。
伊能図の基本図である「大図」214枚と「江戸府内図」を、現代の地理院地図とリンクさせた画期的なデータベース。測量線、地名、測量日記などをGISソフトで自在に見ることができる。
「伊能図」は江戸後期1821年に完成され、明治大正期の焼失等により部分的にしか確認ができなかったが、2001年にワシントンのアメリカ議会図書館で大図全214枚のうち207枚が発見され、約200年の時を経て全容が明らかになった。
当企画はその「伊能図」をデジタル化しGIS(地理情報システム)*1を駆使して製作、 江戸後期の日本の国土を現代の地理院地図と重ねることにより、200年間の変化が検証できる。また、来る2018年は伊能忠敬没後200年にあたるという。
*1:地理情報システム(GIS=Geographic Information System) 地理情報及び情報をコンピュータ上で作成・保存利用・管理・表示・検索するシステム。
商品情報
1.『デジタル伊能図 プロフェッショナル版』
研究・解析用 汎用のGISソフトで自在に分析できるシェープファイル
DVD2枚(約5GB) 価格:本体28万円(税別)
プロフェッショナル版の内容
2.『デジタル伊能図 スタンダード版』
専用ビューアで簡単に閲覧・検索が可能
DVD1枚(約4GB) 価格:本体12万円(税別)
スタンダード版の内容
1.2.共通
発売:2015年11月30日
監修:村山祐司(筑波大学教授)
共同企画編集・データ制作:東京カートグラフィック
発行:河出書房新社
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