2016年2月16日
「MobiConnect」 iOS向け新VPPとWindows 10 MDMワイプに対応
インヴェンティットは16日、スマートデバイス向け遠隔管理ソリューション「MobiConnect for Business(モビ・コネクト フォー ビジネス)」の最新バージョンをリリースしたと発表した。
最新バージョンでは、AppleのiOS端末のシリアル番号を利用したVPPアプリケーション配信対応と、国内MDM(Mobile Device Management)製品では初めてWindows 10のOpen MDMを使ったワイプ機能を提供する。
iOS向けでは、Appleが提供しているVPPとの連係を強化。端末のシリアル番号を利用した配信機能に対応したため、今後はApple IDを使うことなく、VPP(*1)で購入したアプリケーションのデバイスへの割り当てが可能となる。
これにより、学校のすべてのデバイスに、アプリケーションを直接配布できるので、これまで以上にクラス内でのアプリケーションの展開が効率的に且つ容易になる。教育機関での導入がスピードアップでき、Apple IDの作成は後からユーザーが任意で行うことができるという。
Windows 10 MDM ワイプに対応では、これまでMDM機能を使ってWindows端末に対してデータを初期状態にするワイプ機能を実行することができなかったが、今回のバージョンアップで、Windows 10からOpen MDMの機能として搭載されたワイプ機能に対応した。
これにより、Windows 10を搭載した端末においても、Android端末やiOS端末同様にデータを初期状態に戻すワイプ機能を実行することが可能となった。Windowsタブレットは企業や教育現場への導入が大きく伸びている傾向にあり、タブレット管理に「MobiConnect」を利用することで、高いセキュリティを必要とする企業や教育現場で、より確かな安心を提供することができるとしている。
「MobiConnect」は、スマートフォンに対し遠隔地からのロック(利用禁止)、ワイプ(工場出荷時設定への初期化)、データ削除等を行うことができので、スマートフォン紛失時における第三者の不正利用やデータ漏洩のリスクを軽減することがでる。また、スマートフォンの端末設定やソフトウェアの配布を遠隔操作で行うことも可能なため、利用者の手を煩わせることなく効率的に端末設定および設定内容の変更を行うことができる。
*1:VPPとは、Appleが企業向けおよび教育向けに提供する、iOS向けアプリケーションを予めまとめて購入プログラム(Volume Purchase Program)のこと。
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