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2017年4月6日
安川情報システム、災害時に学校Wi-Fiを安全に素早く開放する管理装置
安川情報システムは5日、学校向けに開発・販売している無線ネットワークアクセス管理装置「NetSHAKER W-NAC」の防災拠点機能を強化し、今夏から提供を開始すると発表した。
同装置で、災害時に求められる学校Wi-Fiの解放が、ネットワークの知識がなくても簡単に行えるようになり、情報基盤の早期構築を支援する。
災害時は、いち早く現地の情報を対策本部に伝えることが大切。防災拠点にはネットワーク整備が必要だが、普段は外部からのアクセスを遮断するように設定されている学校のネットワーク環境を状況に応じて設定変更するのは、手間がかかるうえ専門知識も必要になる。
「NetSHAKER W-NAC」の新しい防災拠点機能では、3つのネットワーク解放レベルを事前に登録できる。たとえば、レベル1は体育館だけの解放、レベル2は体育館と一部教室の解放、レベル3は職員室を除く学校全体の解放など。
それにより、災害時は本体のボタン操作でレベルを選択するだけで、セキュリティにも配慮した設定変更を行うことが可能。緊急時、ネットワーク管理者がいなくても、安全かつ適切にネットワークの解放が行え、避難所の情報基盤を素早く構築することができる。
「NetSHAKER W-NAC」は、タブレット導入で無線LAN整備を進める学校に向け、多数設置されるアクセスポイントの一元管理機能や、不正端末によるアクセスやなりすましを防止するセキュリティ機能等を提供してきた。今回、総務省が推進する学校の防災拠点化に向け、現場対応を支援することで、学校での“無線ネットワークアクセス管理装置”としての役割を拡充。全国の教育委員会や情報システム部門に提案を強化していくという。
同機能強化は、「NetSHAKER W-NAC」既存ユーザには無償で自動パッチとして提供する。
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