2017年6月13日
現役高校生の約3割強が「専門職大学」進学に興味、辻調グループ調べ
辻調理師専門学校は12日、高校生・大学生・保護者の男女300名を対象に、6月1日~4日にインターネットを通して実施された「専門職大学における意識調査」の結果を発表した。
専門職大学とは、既存の大学や短大と異なり、ITや農業、観光などの分野で新たなサービスを生み出し、牽引役を担える即戦力の人材を育てることを目指す新たな高等教育機関。教育課程は産業界と連携し、卒業に必要な単位の3~4割以上を現場の実習などで習得させるほか、専任教員の4割以上を実務家が担うなど、実践重視のカリキュラムが予定されている。さらに卒業後には、大学や短期大学と同様に「学士」「短期大学士」が与えられる。
今回の調査結果によると、高校生の進学先としては4年制大学が60.0%と根強い人気を誇った。専門職大学の認知度は全体で28.4%、保護者より学生の方が6.5ポイント高い30.5%となった。
学生が学びたい専門分野ランキングでは、1位「医療」33.0%、2位「食」25.0%、3位「IT」20.0%という結果となった。学校選びの基準では、高校生が最も重視している割合が多かったのは「将来、就きたい仕事につながる」(複数回答で83.3%)、大学生が現在の進学先を選ぶ際に最も重視したこととしては「専門的な知識や経験が得られる」という回答が最も多く7割近くを占め、ともに「将来、就職の選択肢が広がるかどうか」を重視していることがわかった。
高校生、大学生に対して専門職大学・専門職短期大学に進学してみたいかどうかを訊ねたところ、全体では、進学してみたい・やや進学してみたいと回答した割合が32.5%となった。一方で、保護者の4割 (39.0%) が子どもの専門職大学への進学に賛成。「反対する」と答えた保護者は12.0%にとどまり、専門職大学を認知している保護者には好意的に受け入れられていることが窺えた。賛成する理由としては、「質の高い専門性が身につく」(71.8%) や「学位が授与され、就職に有利そう」(51.3%) などの答えが多かった。
最新ニュース
- 「仕事とAI」、約3割が「自分の仕事が代替される可能性がある」と実感= NEXER 調べ=(2025年12月25日)
- ガクシー、高校生・大学生・保護者を対象に「学びとお金の調査2025」実施(2025年12月25日)
- 英語学習者の8割が挫折と悩みを繰り返す”学習ゾンビ化” =レアジョブ調べ=(2025年12月25日)
- 小中高校生の日常生活に関する調査2025、お年玉・楽しい時間など=学研ホールディングス調べ=(2025年12月25日)
- 11カ国調査で見えた親の「子ども観」が「将来への期待」に与える影響=スプリックス教育財団調べ=(2025年12月25日)
- BREXA Technology、運送業向けeラーニングシステム「Logi Learn」提供開始(2025年12月25日)
- システム ディ、校務支援クラウドサービス「School Engine Web出願システム」山形県教育局が導入(2025年12月25日)
- 鳥羽商船高専、商船学科学生が「クラウド型船員労務管理」を体験(2025年12月25日)
- SAMURAI、埼玉県立蕨高校で「生成AI活用した探究学習」の授業を実施(2025年12月25日)
- 岡山大学、教員免許・保育士資格希望者へ「こども性暴力防止法」施行に伴う留意事項(2025年12月25日)











