2018年1月29日
多久市、企業と連携し児童生徒の学び方と教職員の働き方改革を開始
多久市、多久市教育委員会、ソフトバンクコマース&サービス、日本マイクロソフトの4者は「新学習指導要領時代の学校の在り方の革新」を目指して連携し、26日から「児童生徒の学び方と教職員の働き方改革プロジェクト」を開始した。
同プロジェクトで、多久市はパブリッククラウドを利用した学校ICT環境の整備、最先端のセキュリティ対策、合わせて児童生徒の学び方と教職員の働き方の改革に取り組む。一方、ソフトバンクと日本マイクロソフトは、校務・教務クラウドシステムと同プロジェクト推進にあたっての技術的なサポートやアドバイスを提供する。
児童生徒の学び方改革においては、児童生徒が自分で考え周囲の考えに耳を傾け、答えを導き出したり、考えが異なる相手にもスムーズに自分の考えを伝えたりする力を身につけさせる「学び合い」を重視。その実現のためにはICTを利活用した「協働学習」をより多くの授業で実施する必要があると考え、校務・教務クラウドシステムとしてソフトバンクのクラウド運用サービスとマイクロソフトの教育機関向けクラウドサービス「Microsoft 365 Education」を採用して、市内の義務教育学校3校にタブレット端末を整備、授業の8割の時間で協働学習を実施することを目指す。
また、教職員の働き方改革では、3校の全職員に対して計190台のWindows 10搭載PCを整備。校務・教務クラウドシステムを活用して、文書のデジタル化・情報共有による印刷文書とそのコストの削減、授業コンテンツの共有、テレワークの運用開始 (今年4月予定) などにより、校務の効率化と時間外労働の縮減を図る。
なお、同プロジェクトは来年3月31日まで実施し、期間終了までに同活動と検証で実行した内容を公開するとしている。
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