2015年9月25日
ミック経済研究所/無線LAN普及率は私立校59.3%、公立校42.6%
ミック経済研究所は24日、文教ユーザーを対象にした無線LANアンケート調査の結果を発表した。
調査では、私立の中学校・高校と教育委員会を対象に、5月から6月にかけてアンケートを実施した。
調査結果によると、5月時点での無線LANの普及率は、私立学校が59.3%、公立学校が42.6%。教室数等単位では、私立学校17.8%、公立学校16.4%となった。
2017年度までに導入校は私立・公立ともに3年間で24~26%増となる見通し。その結果、普及率は2017年度に私立学校で平均73.6%、公立学校は53.1%となる。
無線LANアクセスポイントメーカーの掲出回数シェアは、メルコグループのバッファローが50.8%で1位。学校の選定理由としては「手頃な価格」が非常に多く挙がっている。
2位はシェア9.8%でアライドテレシス。公立学校では「手頃な価格」、私立学校では「ICT関連製品の取引業者の推薦」が学校選択理由として多く挙がった。
3位はシェア7.5%でシスコシステムズ。「機能性に優れている」が学校の選定理由として多く挙がっている。
4位はシェア4.2%で富士通。「手頃な価格」が学校の選択理由として多く挙がっており、残りの選定理由は分散している。
調査件数
私立中学・高校の母集団は、私立中学校774校と高校1320校、ただし中・高一貫校があるため学校法人数としては1734法人。ここからランダムサンプリングで680法人を抽出し、アンケート郵送調査。有効回答数186法人、回収率27.4%。
公立の小中高を管轄する全国教育委員会856団体にアンケート郵送可否を尋ね、783団体にアンケート郵送調査。有効回答229団体。回収率29.2%。
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