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2016年9月2日
ドコモと渋谷区がLTEタブレット使い「新たな学び」共同実証
NTTドコモは8月31日、東京・渋谷区代々木山谷小学校におけるタブレットを活用した「新たな学び」共同実証の初期報告をWebに公開した。
この共同実証は、NTTドコモと渋谷区教育委員会が、渋谷区が提唱する「渋谷区教育大綱」基本方針2を踏まえた「ICT教育の推進」の実現をめざし、LTEの通信機能を搭載したタブレットの導入により、場所や時間を選ばず、ネットワークを介して児童同士や、児童と教師がコミュニケーションをとりながら協働的に学習を行う「新たな学び」の有効性の検証を目的としたもので、本年5月から渋谷区代々木山谷小学校の5年生を対象に行っている。
これまで、教育現場で導入したタブレットを家庭学習で活用しようとしても、家庭によりインターネットの契約等の状況が異なるため、ICTを活用した協働的な学習の展開まで進まず、個人の学習の活用に留まるという現状があった。
本実証は、放送大学の中川一史教授監修のもと、児童1人につき1台のタブレットを学校の授業だけでなく家庭学習においても導入して実施するもの。
児童はタブレットを活用して、個人の作成したノートをネットワークを介して共有することが可能な協働学習ツール「コラボノート」により、学校に留まらず家庭学習においても児童同士が互いのノートを参考にしたり、コメントをし合ったり、また教師が児童にアドバイスを書き込む等のサポートを行うことで、協働的に学習する「新たな学び」が有効であるかどうかの検証を行う。
今回、タブレット導入1か月後の初期の児童の学習取り組み状況および意識調査が終了したため報告を行った。
また、今後は協働学習のほか、個人の学習をサポートする個別学習ツール「スタディサプリ」や、教育市場のニーズを捉えたプログラミング学習用のプログラムを活用し、その利用状況や児童の意識調査についての報告も行う予定だという。
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