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2016年10月17日
ハタプロとソフトバンク、IBM Watsonエコシステムパートナー契約を締結
ハタプロは14日、ソフトバンクと「IBM Watson日本語版」のエコシステムパートナー契約を締結したと発表した。
エコシステムパートナーには、IBM Watsonを活用したアプリケーションやサービスを提供する「ビジネスパートナー」と、IBM Watsonの導入コンサルティングやIBM Watsonと接続するアプリケーションの開発などの技術的支援を行う「テクノロジーパートナー」の2種類があるが、ハタプロはその両方に選定された。また、IBM Watsonを活用したプロダクトとして、パーソナルガイドロボット「ZUKKU (ズック)」の開発に着手したことも発表した。
ZUKKU (ズック)は「おでかけを楽しくする」ことをコンセプトにした小型ガイドロボット。コグニティブ・コンピューティング×位置情報を軸としたコミュニケーション機能を搭載、位置情報・インターネット上の情報・ユーザーの趣味嗜好などをもとに観光スポットや人気レストランを教えてくれたり、事故など緊急時にはボタン1つで自動で通報してくれるなどの見守り機能も搭載。日頃の旅行などをもっと豊かにすることはもちろん、スマホの扱いに慣れていないアクティブシニア層の見守りや、学生の修学旅行や遠足時の管理などに使用することを想定している。
その他、管理者から受信したメッセージを音声で伝え、音声認識でそのまま返答もできる簡単ボイスメッセージ機能、管理者が危険地域に指定したスポットに利用者が入ると警告してくれる危険エリア通知機能、管理者が指定した以上の速度で利用者の位置情報が移動したときに異常事態を管理者に知らせる盗難、遭難防止機能などもついている。
今回の契約締結を契機に、今後は顧客の要望に応じて、IoTデバイスで取得する多様なデータとシステムが保有するビッグデータを合わせ、IBM Watsonで分析することにより、従来のシステムでは導くことのできなかった新たな発見を期待することのできるソリューションを提供していきたいとしている。
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