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2017年2月9日
芝浦工大と産業技術大、複数種のロボットを連携する実験成功
芝浦工業大学と産業技術大学院大学は7日、汎用ネットワークでリアルタイムに接続し、 複数種のロボットを連携させる基礎実験に成功したと発表した。
芝浦工業大学 機械機能工学科の松日楽信人教授と産業技術大学院大学 産業技術研究科の成田雅彦教授は、複数拠点に置いたロボットやデジタルサイネージをネットワークでつなぎ、ロボットアンケートラリーを実施する実証実験を2016年12月23日、24日に深川資料館通り商店街(東京・江東区)で行った。
同教授らの研究室では、ロボットが街のさまざまな場所でどのように役立つかを研究しており、RSNPという規格を使った汎用性のある通信プラットフォームの構築を行っている。
ロボット同士のネットワークが活用できると、アンケートでのリアルタイムの情報収集だけでなく、ロボットならではのセンサーを活用した行動履歴による子どもや高齢者の見守り、観光案内などにも役立てることができる。
深川江戸資料館、カフェなど6カ所の協力を受け、卓上型市販ロボット「ロボコット」と、「スマホロボ」を呼び出すQRコードを設置。6体の「ロボコット」やスマートフォン上の「スマホロボ」をネットワークで接続した。
各個人に与えられたIDを入力して回答する形式(ロボコット)と、スマートフォンでQRコードを読み込むと表示されるアンケートロボ(スマホロボ)に直接回答する形式で実験した。
スタンプラリーのように、4カ所以上をまわると深川江戸資料館でカメラマンロボット「コンシェルジュ」が記念写真を撮影するという内容で実証実験を実施。
買い物客にアンケートへ答えてもらうことで、どのようなことに興味を持っているのか、ロボット同士のネットワークを使ってアンケート収集が可能なのかを把握するための基礎実験として行ったという。
今回は商店街内の6カ所をつなげた初めての屋外実験だったが、次回は人の動線検出やさらに多くのロボットによる実験を夏ごろに実施する予定。
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