2017年6月22日
試験なのにカンニング?広島国際大がPRムービー「Cheatable Exam?」
広島国際大学は21日、2017年度のオープンキャンパス開始に伴い、実際に行われている試験の様子を描いた、ちょっと変わったPRムービー「Cheatable Exam?」を公開した。
「Cheatable Exam?」は、実際に医療・福祉系大学内で行われている実践科目の試験の様子を描写したコンセプトムービー。同大学のとある教室で、試験官から試験用紙が配られ、真剣な表情で試験に取り組む学生たち。しかし、ひとりの学生がちらちら辺りを気にし始めると、周りの学生もつられるかのように耳打ちを始め、あたかもカンニングが横行しているかのような状況に。にも関わらず、動揺した様子もなく教壇に佇む試験官……というストーリー。
一人ひとりの専門性をもとにしながらも他分野と連携し、チームとしての医療サービスの提供に貢献できる人材が強く求められている現状を踏まえ、同大学では今年度から「つながって、強くなる」をコンセプトに掲げた広報活動を始めた。その核となるのが「テストはひとりで黙々と解くもの」という既成概念を覆すこのムービーで、絶対的正解がない中で答えを協創する体験から得られる刺激と、仲間と手を取り合って問題に立ち向かう楽しさを伝えている。
一見カンニングと思わせるシーンでは、医療技術、看護、薬、心理、リハビリテーションなど、それぞれ異なる専攻の学生が一堂に集まって問題に取り組んでいるが、これは近年注目されているIPE (専門職連携教育) を表しており、昨今の教育現場で広がりを見せるアクティブ・ラーニングとも連動している。
同大学では、2012年にIPEを採り入れて以来、すでに学内にIPEの概念が定着しており、毎年1000人規模で救急救命や診療放射線、臨床工学、さらに医療経営や心理系まで含めたオールメンバーでチームを編成した教育プログラムを実施しているという。また、「IPE Camp」というカリキュラムを設け、各専攻の学生同士がホストとゲストを入れ替わりながら実習施設を見学し、それぞれの領域の理解につなげる取り組みも行っている。
関連URL
最新ニュース
- iTeachers TV Vol.436 千葉県立市川工業高校 片岡伸一 先生(後編)を公開(2024年12月11日)
- 山梨県、2025年度から25人学級を小学校5年生に拡大、26年度には全学年に導入(2024年12月11日)
- GUGA、大阪府と「求職者等へのDX(IT)に関するスキル等の習得を通じた持続可能な就職支援モデルに関する協定」を締結(2024年12月11日)
- 指導要録の「行動の記録」、教職員の96%が「明快な評価ができていない」と回答 =School Voice Project調べ=(2024年12月11日)
- 仕事をしている母親の子どもの方が希望の中学校に合格している =ひまわり教育研究センター調べ=(2024年12月11日)
- LINEヤフー、「Yahoo!検索」で検索結果面に小学校で習う漢字の書き順動画を掲出(2024年12月11日)
- カラダノート、「ママ・パパが選ぶ今年の漢字ランキング」を発表(2024年12月11日)
- 大学就学を支援する返済不要の給付型奨学金「金子・森育英奨学基金」 総額260万円への増額(2024年12月11日)
- ノーコード総合研究所、大阪府立吹田東高校で「ノーコード開発研修」を実施(2024年12月11日)
- Musio ESAT-J通信教育、世田谷区立太子堂中学校と実証実験を実施(2024年12月11日)