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2019年12月10日

東大発のベンチャー、AIを使った障害物回避型アームのアルゴリズムを開発

東京大学の学生らが設立したAIベンチャー「TRUST SMITH」は9日、同大の研究開発チームと共に、人工知能(AI)を使った障害物回避型アームのアルゴリズムの開発に成功した、と発表した。

この技術をロボットに実装することで、これまで手作業で行っていた工場などでのピックアップ作業が自動で行えるようになり、製造業全体での大幅な省力化とコストカットが期待できるという。

今回、同社が開発に成功したのは、「リーマン計量」と呼ばれる微分幾何学の理論に基づくもので、空間内に存在する障害物を回避し、目的物へアプローチすることができるアルゴリズム。

アームから見た空間内の物体との距離、相対速度または相対加速度に応じて適切に場を計量することができ、障害物が動いていても安全に回避しながら、目的物へ到達することができる。

この障害物回避型アームの活躍の範囲は多岐にわたるが、具体的には次のような業界・業種で作業を自動で担うことができるようになる。
・製造業(金属製品・電子部品など):部品の分別、部品の溶接などの作業
・製造業(食品):食品の調理工程における作業全般
・農業:野菜や果物の最適な収穫時期の判定と収穫作業
・インフラ(原油):原油配管の超音波非破壊検査作業
・サービス業(卸・小売):食品スーパーにおける商品陳列作業
・サービス業(空港):空港内手荷物のバックヤードにおける搭載・取降工程における作業

また、同社は、ドローン航行の自動運転で、発電施設の故障検知などを無人で行う技術も開発・展開しているが、今回開発したアルゴリズムを拡張することで、ドローンの自動運転技術にも適用できるという。

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「TRUST SMITH」

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