2020年2月5日
岡崎市教委、総合教育会議で「岡崎版GIGAスクール構想」を策定
【寄稿】
岡崎市教育委員会 総務課学校情報係 川本祐二
岡崎市では、総合教育会議において、国の「GIGAスクール構想」を受け、一人一人の子供たちがどのように利用し、どのように学ぶかを具体的に想定し、そのための整備や運用の仕方までをパッケージにした「岡崎版GIGAスクール構想」を策定しました。現在進めている「学び方改革」と「働き方改革」と連携させ、それをさらに加速させる教育ツールとして位置付けることを特徴としています。
この「岡崎版GIGAスクール構想」の目標では、多様性のある全ての子供たちが、自らの特性を生かし、誰一人取り残されることのなく個別最適化された学習に取り組めるようにします。そして、本市の子供たちがSociety5.0時代で活躍し、自己実現できるための資質・能力を育んでいくことを目指します。具体的な方針として、以下の3点があります。
1点目は、校内ネットワークと端末の整備計画です。2020年度中に、市内全67小中学校の校内ネットワークを整備し、有線及び無線LAN環境の構築完了を目指します。また、端末については、2020年度に約2万台の整備を計画しています。端末の選定では、既に3000台の導入実績があり、学校現場から高評価を得ているiPadを採用します。
2点目は、「Myタブレット」の運用です。小学校4年生以上から一人1台端末を個人に紐づけて貸与し、中学校卒業まで継続的に「Myタブレット」としてフル活用できるようにします。また、既有のMicrosoft 365 Education A3ライセンスを利用し、児童生徒に一人1アカウントを付与して、様々な学習で活用できるようにします。このように「Myタブレット」を軸として、一斉型授業から学習者主体の授業へと転換する「学び方改革」を推進していきます。
3点目は、教職員へのサポート体制です。ICT支援員の増員を計画するとともに、教職員用に2500台のiPadを併せて整備することにより、創意工夫のある授業づくりに取り組めるようにします。また、高速ビジネスプリンタの導入やクラウド活用など、ICTを活用した教職員の働き方改革である「Okazakiスマートワーク」と連携させて、業務の円滑化につなげます。
このように岡崎市では、国の「GIGAスクール構想」の趣旨に添い、本市が進めてきた教育の情報化の実績を加えて、独自の「岡崎版GIGAスクール構想」を展開していきます。
関連URL
最新ニュース
- AI型教材「キュビナ」、久喜市の教育ダッシュボードへ学習データを連携(2025年1月15日)
- 日本発「10代のデジタルエチケット」プログラム、スウェーデン公立高が導入(2025年1月15日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が埼玉県白岡市で提供開始(2025年1月15日)
- 「教育・学習アプリ」、起動回数は1日平均2.5回 =フラー調べ=(2025年1月15日)
- 岡山大学、「次世代AIと医学の可能性シンポジウム」28日開催(2025年1月15日)
- 兵庫県立大学、高校生&保護者向けのスペシャルコンテンツを公開(2025年1月15日)
- 近畿大学、findの落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入(2025年1月15日)
- セガと筑波大学、「MDA人材育成戦略パートナーシップ協定」を締結(2025年1月15日)
- Hakuhodo DY ONE、「ゼロワングランドスラム2024」日本一の小学生プログラマー決定(2025年1月15日)
- NIJIN、中学教師向けオンラインセミナー「世界を変える教育とは」24日開催(2025年1月15日)