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2020年2月26日
VRクラウド「スペースリー」、習熟度43%アップ・研修33%効率化の実証結果
スペースリーは25日、同社のVRクラウドソフト「スペースリー」のVR研修の現場実証実験を大同メタル工業と行った結果、習熟度の43%アップや研修の33%効率化が得られたと発表した。
今回の実証実験は、昨年4月に開始。大同メタル工業のグループ会社での新入社員教育現場で、VRを活用した現場実証を行った。
現場感覚を学ぶには、座学や動画だけでは不十分という根本的な課題に対し、製造現場での作業者の目線や手順を自身が体験しながら進められるクイズ形式を用いた独自のVR研修コンテンツを通じ、VR活用の有効性を検証した。
その結果、目線や体を頻繁に動かすという、現場経験が求められる作業は、座学や映像研修だけで学習することに限界があり、その点で、疑似体験を伴うVR研修は効果的だった。
また、ゲーム感覚で楽しみながら臨場感のある学びがいつでもどこでもできるのもVRの大きな特徴。新人研修の間、休み時間中に研修生が自らVR研修コンテンツを手に取り、学び始めた光景はこれまでの研修では見られなかったという。
こうした結果として、事前研修が33%効率化するととともに、習熟度が43%アップという成果が得られた。また、定着率向上やOJT効率化に効果的であることも示された。
大同メタル工業では、「スペースリー」のVR研修の実証実験で得られた知見を踏まえ、他の製造事業者での実証を新たに進め、製造業にとってより有用なデータを収集して、VR研修ツールの商品化に繋げていく方針。
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