2020年4月7日
ISID×東大、学生提案を社会実装する「社会実験構想学」の共同研究を開始
電通国際情報サービス(ISID)のオープンイノベーションラボ(イノラボ)と東京大学大学院新領域創成科学研究科の「環境デザイン統合教育プログラム」(IEDP)は6日、都市・建築・ランドスケープなどの環境デザイン分野の課題解決に向けた学生の提案を、先端技術を活用して社会実装し、その成果やプロセスを体系化する「社会実験構想学」の共同研究を開始した。
この共同研究は、4月から5年間を予定しており、イノラボのエンジニア・ディレクターと IEDP教員による公開会議やワークショップなどを含む実践型教育プログラムを通じて生まれた学生提案から、複数の社会実験を企画・実施する。
両者は、共同研究の成果を論文として発表するとともに、得られた研究成果が生かせる類似の構造を持つ社会課題や、他地域への応用・展開も検討していく予定。
今回の共同研究では、「スタジオ」で学生が生み出すデザイン提案シーズ、IEDP担当教員がスタジオ運営経験に基づき得た知見、そしてイノラボが持つ最先端技術のシーズや社会実装のノウハウを持ち寄って社会実験を企画・実施することで、郊外の新規開発都市、都市農地などが抱える社会課題の解決に向けた新たな仕掛けを探っていく。
提案作成のプロセスでは、いくつかの「スタジオ」でイノラボとIEDP教員とのパネルディスカッションに加え、イノラボのエンジニア・ディレクターによる講義や学生提案に対するアドバイス、グループワークなどを通じたインプットを行い、イノラボ・学生・教員が互いに刺激し合い、新たなアイデアを生み出す仕掛けを積極的に埋め込む。
受講学生は、こうした活動に参加することで、自分たちの提案を社会に問う機会が得られる。さらに、これら一連のプロセスを記録・分析することで、社会実験の構想から実施に至る知見の体系化・理論化を目指す。
社会実験の実施は、東大大学院新領域創成科学研究科が位置する、千葉県柏市柏の葉エリアなど、さまざまな地域を想定している。
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